2013/11/28

2013年12月 -お誂え染め ちりめん帯揚げ3枚企画-

小雪を迎えますと 日を追うごとに北風の冷たさも厳しく感じてまいります。

Dsc_0439_211月も半ばには
店のお向かいさん、二条駿河屋 甲さんの
五色の嵯峨菊のほそい花弁が本当にきれいで
今では咲く日が心待ちになっておりました。





さて、2013年も終盤にさしかかり、ここにきて 白生地の価格が更に上がってまいりました。
三浦清商店でも年明け1月から帯揚げ地を含む すべての白生地の値上げを予定しております。
また改めてご案内申し上げますが たとえば ふつう重さのちりめん帯揚げ地は現行¥2,835/枚から¥105上がり、¥2,940/枚となります。

皆様には日頃のご愛顧に感謝いたしまして 本日11月28日から12月27日の期間中に限り、通常価格より抑えた「お誂え染 3枚組」のご提案をさせていただきます。

Chirimenfutsuuふつう重さのちりめん帯揚げ地を
3枚以上のご注文で 
¥2,625/枚(通常¥2,835/枚)、
無地染め湯のし代を 
同じく3枚以上のご注文で 
¥1,680/枚(通常¥1,890/枚)
とさせていただきます。

ということは お誂え染め ふつう重さのちりめん帯揚げ地3枚 が ¥12,915 となります。

これは値上げ前の 1枚からの切り売り・お誂え染めではなく、「1疋(10枚続き)単位でのご購入」、「3枚以上での同色お誂え染め価格」でございます。
この企画では 生地につきましては3枚以上のご注文をお願いいたしますが、お色は異なる3色のご注文でも承ります。
お友達とお誘い合わせて、または お手持ちにないお色の補充などにご利用いただければと存じます。


先日 「揃えておきたい十二色」の帯揚げをひと揃えお誂えする御用を承り、納めさせていただきました。

Dsc_0444そのときの色見本切れでございます。

この他にも
たとえば 香色系の濃淡で3枚、
ブドウ色の濃淡で3枚などでも
この機会にお愉しみいただければ嬉しく存じます。


三浦清商店では ご用途に応じた白生地のご相談を承っております。

お誂えもの 悉皆御用のご相談、白生地へのお問い合わせは
お電話・メールでも承っております。
お電話は 三浦清商店 ℡/Fax 0752311529

店主 メールアドレス     tenshu@miurasei.jp
白生地や メールアドレス  shirokijiya@miurasei.jp
(メールアドレスはすべて半角小文字です)

どうぞ何なりとお申し付けくださいませ。

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2012/09/20

信州まわた 上田の白双手織り紬の墨うち。

昨日からでしょうか、彼岸の入りを迎えますと
日中の暑さもしのぎやすくなりました。

さて、この秋にお召しいただくのでしょうか。
お色選びにご検討を重ねていただきまして
今朝、ようやく墨うちをさせていただきました。

手織りの信州まわた紬 着尺でございます。
巻物の状態でも 手織りの表情が豊かで、軽くもあり しなやかで
尺さしと針で進める手仕事も 気持ちよく運びます。

120920墨うちとは 反物に
身頃2枚、袖2枚、
そして衿衽の寸法を
絹糸で印付けする作業です。
上前と下前の身頃には肩明きと
くりこしを、
袖には左前袖口と右前袖口を、
衿衽には 上前衽の裾を、
それぞれ 糸印を付けます。

今のお品物も昔と変わらず、特に手織りの紬地には 
余分な丈がございません。
可能な限り縫い代などで調節して 寸法を割り振りました。
画像の左端には共色でお誂え染めをいたしました八掛地もございます。
袷の紬お着物として 仕立て職方に託します。
この後、3週間から4週間ほどで 納めさせていただきます。

さて、着付けがお見苦しいのですがお写真をひとつ。
以前、気に入った反物で誂えた単衣着物を 先日初めて纏いました。

縫い取りの小さな飛び柄の位置合わせを 自分で墨うちして調節いたしました。
自分で柄の位置を考えながら 仕立て上がりを好み通りにできるのが
何とも楽しいことでした。

12092011209202


1209203最近では 五つ詣り用のお子様の紋付のお羽織とお着物など
改めて勉強しながら進めることも増えてまいりました。
また精進して努めたいものでございます。

この秋は着物を着ていろいろお出かけの予定も作りたいのですが
お友達の少ない私ゆえ、どうしたものか思案中でございます。



どうぞみなさまもお楽しみ多い季節をお過ごしくださいませ。

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2012/06/06

2012年6月6日 桐箱の価格が変わります。

梅雨の曇り空が晴れての 日中。
金星の太陽面通過の観測日和でございます。
が、日食グラス+肉眼ではなかなか確認しにくい黒い点です。

さて、桐箱でございます。

三浦清商店では 加賀白山紬 始め、
丹後鬼しぼちりめんなどのお風呂敷の
お誂え染めを 承ってございます。

儀礼用の 名前、家紋入りを染め抜き
お好みのお色で染め上げます。
そして 箱に入れて 納めます。

婚礼、贈答にご利用の場合は
桐箱に仕組ませていただくことが多いのですが
この度 桐箱の価格が少し上がることになりました。

加賀白山紬の場合ですと、
尺二巾用小サイズが ¥840(税込)
二巾・二四巾用中サイズが ¥1,050(税込)
三巾・四巾用 大サイズが ¥1,260(税込)
でございます。

鬼しぼちりめんでは 嵩が高くなりますので
二四巾など 1サイズ大きな箱が必要になります。

三浦清商店のお風呂敷のご案内は
別サイトにて詳細をお確かめくださいませ。


三浦清商店では お風呂敷のお誂えはじめ、
ご用途に応じた悉皆のご相談も承っております。

お誂えものだけでなく 悉皆御用のご相談・白生地へのお問い合わせは
お電話・メールでも承っております。
お電話は 三浦清商店 ℡/Fax 0752311529

店主 メールアドレス     tenshu@miurasei.jp
白生地や メールアドレス  shirokijiya@miurasei.jp
(メールアドレスはすべて半角小文字です)

何なりとお申し付けくださいませ。

ご覧いただきまして ありがとうございました。

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2012/06/03

「真珠色」の帯揚げ。

気が付けば6月に入っておりました。
この日曜日のひととき、ほ、と一息ついております。

三浦清商店では 
『清野恵里子のきものの愉しみ 帯あそび』 発売以来、
お誂えものの染上りの品々に囲まれながらの
毎日を過ごさせていただいております。
ご愛顧を賜りまして まことにありがとうございます。

みなさま お好みのお色をご所望いただきますので
染上りも 色とりどりでございます。
職人さんと私たち数名で 一枚ずつの手仕事として
進めさせていただいておりますので
少しお時間を頂戴することもありまして、
ご理解賜りますと 何より有難く存じます。


その中で 先日ご来店いただきましたお客様の、
お誂えの一枚の帯揚げ。
「白いんだけれど グレーでもブルーでもなく…」
とのご希望に、巡り会えたのが
吉岡幸雄さんの 日本の色辞典 で見た真珠色。

これを 明ヶ雲しののめ の生地で染めあげました。

120603

画像ではお伝えし切れず とても残念ですが
明ヶ雲しののめ の表情が 真珠の光沢を思わせ
しばらくうっとりと見入ってしまいました。

ご本人様にはすでにお届け済みですが
お気に召されまして 長くご愛用いただけるのが
何より嬉しいことでございます。

これからも ステキなお色など
折にふれてご案内できれば、と思っております。

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2012/02/28

駒塩瀬の帯地 白生地。

今朝は 予報最低気温が-2℃でございました。
防火用バケツの水には氷が張り、手がすぐに かじかんでしまい、厳しい寒さを実感いたしました。

でも、やはりお昼ごろには 春の日差しがまぶしく、寒さも何となく緩んでいるように感じました。


三浦清商店では 刺繍をされる方からも お仕事前の地染めなどの御用も承っております。

袷の小袱紗用には 小巾の生地なら2尺ほどを 用途に応じて
変りちりめんの東雲や塩瀬、その他の生地を お申し付けいただいております。

その中で 今日は駒塩瀬 九寸巾 帯地、 『蔦』 と名の付いた白生地の地染めをお申し付けくださいました。

1202281
新潟は五泉の塩瀬。
帯にして2本分でございます。

帯一本ごとに異なる色のお誂え染めですので、まずは一反を 
半分の丈に裁ちます。

それぞれ 渋札に色見本を付けて 引き染めの職方に託します。

塩瀬は生地に しわや 折れが出ると困るので 取扱いには注意し、
常に巻棒に巻いた状態で扱います。
(反物の左側のお品物は 帯地ではございません。)

12022821202283

今回は 塩瀬 一巾衿6枚分の地染めも承りました。
それぞれ渋札を付けて 染め出し準備が整いました。
右の画像はちょうど 塩瀬 一巾衿 一疋(22枚続き)が染上り、
これから半衿一枚ごとに 糸印を付けていきます。
(薄色ですので 一巾衿の白生地と並べています)

半衿もしっかりした生地ですが、折れなどの心配は要りませんので 
取扱いも通常の生地同様に、また 染めも浸け染めで染めます。

ところで 今日の渋札への色名書きで 「玉蜀黍」色 がございました。
この漢字 「とうもろこし」 とは滅多に書く機会がなく、
色名でも楽しめた 今日の渋札書きでした。



三浦清商店では ものづくりのお手伝いもさせていただきます。

お誂えものだけでなく 悉皆御用のご相談・白生地へのお問い合わせは
お電話・メールでも承っております。
お電話は 三浦清商店 ℡/Fax 0752311529

店主あてのメールは   tenshu@miurasei.jp
(@は半角文字@に置き換えてください)

白生地やへは     shirokijiya@miurasei.jp まで
(@は半角文字@に置き換えてください)
ご連絡くださいませ。

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2012/01/18

2012年 冬土用入。

冬の土用の入りでございます。
これから立春までの18日間が冬の土用ということです。
寒さも厳しさが増してまいります。

1201181その中で我が家では家の中に入れた鉢植えの花芽が大きくなってまいりました。
旬を大きく外したハイビスカスです。
暖かい季節とは異なり、時間をたっぷりかけながら一輪の大きな花を楽しませてくれます。

次第にふくらむ様子を励みに 寒さに縮こまることなく過ごしたいと思います。


さて、白生地や 三浦清商店はここ京都で白生地の卸・小売をさせていただいております。

1201182仕事もオットである店主と二人三脚ではございますが、ご遠方からお越しいただく方、お問い合わせのうえご注文くださる方、みなさまにお喜びいただけるよう努めております。

絹生地といたしましては 
加賀白山紬 はじめ、
富士絹、塩瀬、羽二重、鬼しぼちりめん、信州紬、浜紬 などの
小巾から広巾まで 白い生地を疋売り・切売りさせていただいております。
目方、生地巾の異なるお品物を取り揃えておりますので
用途に応じて三浦清商店をお役立ていただきたく存じます。

塩瀬にはふくさ用、帯用などがあり、小巾以下の狭いものから尺八巾・二四巾などがございます。
羽二重も刺繍や絞りの裏打ち用として、またはつまみ細工でもご利用いただいております薄地の14匁から特厚地の20匁もございます。

お誂えお風呂敷や呉服の悉皆も承っております。

いろいろと時代の流れに沿って変わってしまう部分もございますが
各地の機屋から仕入れた白生地を
昔から変らないスタイルで職方回りをしております。


店主と白生地や、そして番頭の三人です。
Tenshu1Yamaguchi



お品物のお問い合わせはお電話でもメールでもお伺いいたします。
ご入り用に応じて 何なりとお申し付けくださいませ。

三浦清商店  (平日午前9時より午後5時ごろまで営業)
〒604-0026
京都市中京区二条通り新町東入る大恩寺町240番地
℡/Fax 075-231-1529
メールアドレス(白生地や宛) shirokijiya@miurasei.jp
          (@も半角文字に置き換えてください)

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2011/07/29

2011年 現実。

京都は昨日激しい雷雨に見舞われました。
その朝、ある一通のご挨拶状を、突然の廃業のご挨拶状を受け取り、深い衝撃を覚えました。

確かに近頃は友禅染のお仕事も減っていたとはいえ、老舗であり、多くの悉皆御用が必ずお世話になるその工程が仕事として成り立たないほど縮小していたなんて信じられません。

数日前にお願いした悉皆物もあります。
店の帳面にご依頼者とお品物、その悉皆内容を明記し、それを渋札に記してお品物に添付します。
同時にお店専用の伝票に同じ内容を記載して託してきました。

友禅染のお品物には「蒸し水元」「ゴム糸目オール」。
ろうけつ染のお品物には「ローケツオール」。
悉皆御用には欠かせない存在であり、多くのお誂え染めのお着物や帯をお世話になってきました。
私が初めて職方回りをしたのもこの工場だったと思います。
本当に辞められるなんて未だに信じられませんがこれが現実です。

これまで三浦清商店も深くお世話になってきた感謝の気持ちを伝えたいです。
ありがとうございました。


いろいろ大変なこともある毎日ですが、私たち三浦清商店も周囲の変化に合わせて変わらなければならないこともあるかも知れませんが、一日一日を大切に、ご利用くださる方お一人おひとりに感謝しながら過ごしていこうと考えています。

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2011/07/15

三浦清商店のお誂え染めマフラー。

猛暑続きでございます。

烏丸通りにも鉾が建ち、夕方ころには祇園祭を楽しまれる浴衣姿の方でにぎわってまいります。
京都の街が祇園祭で賑わうのをみるのは本当に嬉しいことです。

今年2011年は17日の鉾巡行が日曜日ですが、三浦清商店は通常通り営業することにいたしました。
店を開けている限りは予約などは不要ですので、鉾巡行をお楽しみのあとにでも お立ち寄りいただければ嬉しく存じます。
三浦清商店は 新町通りを御池から二筋上がって東に向くと、二条通りに面してございます。


さて、この夏 おすすめマフラー 白生地のご紹介です。

********************* 現在このお品物は ご注文後 生地かがりから取り掛かりますので 納期に数か月を要します。ご了承くださいませ。 2014/04/12
*********************

11071500シルクシフォンマフラー白生地

サイズ 15x150(cm)
生地端は四方を染下糸でミシンをかけています。

一枚 ¥577(税込)。


お好みの色での無地染め 一枚 ¥1,890(税込)。
一枚の染上りは ¥2,467 です。

春先から染色なさる方には静かな人気を保ってきたこのお品物。
ワタクシも好きな色に染めていただきました。

イチ押しは最初の写真の空色グラデーション。
さわやかクールな感じで色を選びました。
その他、シックな「亜麻色と生成り」と はじける元気「山吹色とレモン色」です。
色の異なる2枚のマフラーを一組にして使ってみました。

11071511107152

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私は袖はもとより衿まわりも開いたものが多く、髪もショートボブなのでこうした薄手のマフラーは意外に出番があります。

1107150
シルクジョーゼットなのでちょっと友達と会うときなどにも良。

夏はあっさりした装いなので色の重なりで変化を出せるのも嬉しいポイントです。


白生地・色のご相談、ご注文はお電話・メールでも承っております。
三浦清商店 ℡/Fax 0752311529
shirokijiyaあっとmiurasei.jp (あっとは@です)

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2011/06/10

ちりめん 小巾の切れ。

やや涼感のある梅雨らしい朝でございます。
少し湿った空気には今ではなかなか聴くことのないアマガエルの声が懐かしいものです。

さて、三浦清商店ではおよそ1丈1尺長さに切った ちりめん 小巾の切れを取り扱っております。
このお品物は用途に応じて便利にご利用いただいております。

通常は八掛地として無地染または額ぼかし染にご利用いただいております。

生地に一か所ほどの難をもちますので裁ちあわせていただいて、複数枚の小袱紗などにご利用いただくことも少なくありません。

その白生地をご紹介いたします。


三越ちりめん地
MikoshiMikoshiz


梨地
NashijiNashijiz

吹雪
Fubuki2Fubuki2z

入れ子菱様 紋柄
Mongara1Mongara1z


唐花の紋柄
Mongara2Mongara2z


細い霞の紋柄
HosogasumiHosogasumiz


サヤ型
SayagataSayagataz


鱗柄
UrokoUrokoz


八掛地としてはB反パレスやA反精華、A反両駒などございますので用途に応じてお勧めさせていただいております。

なお画像では分かりにくいものでございます。

お誂えもののご相談・白生地へのお問い合わせはお電話・メールでも承っております。
三浦清商店 ℡/Fax 0752311529
メール shirokijiyaあっとmiurasei.jp (あっとは@です)

お電話は主に主人が、メールでは私「白生地や」こと 三浦恵子がお伺いしております。

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2011/05/14

文化出版局 『ミセス 2011年5月号』。

「三浦清商店」 まこと小さな個人商店でございますが、これまでに本当に多くの出版社さまにお取り上げいただき、一般の方にご紹介していただきました。
白生地を疋単位だけでなく尺やm単位でも切売りしながら悉皆もしております。
これからもみなさまの創作活動や和装の愉しみなどにお役に立てることを喜びにしてまいりたいと思います。


さて現在 文化出版局の月刊誌 『ミセス』では 「清野恵里子のきもの随想」が連載中ですが、5月号では帯締めとコーディネートされたお色でお誂え染めいただきました帯揚げとお風呂敷を掲載していただきました。
(デジカメで撮った誌面の画像と染上り品の画像では色味が異なることをご理解くださいませ)

11051411105142

さっそくご注文をいただきまして色見本を元に仕上げ、ただ今順次お手元にお届けさせていただいております。

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ご自宅用でのご用命の場合はこのような形でお届けさせていただいております。

同じお色で誂えるのは楽しいもので私も一度試したことがございます。

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三浦清商店では定番の麻の葉柄の襦袢と金封包みとしても重宝な小風呂敷を東雲の生地で誂えました。
お稽古事の場などで使用しております。

お揃え色でのコーディネートも一度お試しいただくのもいかがでしょうか。

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