2012/05/09

二条駿河屋さんのお花。

新緑と爽やかな風が 
心身ともにリフレッシュさせてくれる五月でございます。

お向かいの二条駿河屋さんのご主人さまが
ことしも まこと美しいアマリリスを咲かせて
こちらにも 鉢を預けてくださいました。

陽の当たる庭で 楽しませていただいておりますが、
庭に入りますと 香しい花の薫りがいたします。

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ことしは アマリリス と クンシラン 。

大輪の花の美しさもさることながら
立ち姿がすっきりと とてもきれいです。

店と自宅を慌ただしく行き来する私達の日常に
香り高いお花が 心を和ませてくれます。


日中の陽をいっぱいに浴びた花たち。
朝にはつぼみだった花も 開いてまいりました。

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実は私も ベランダで ハイビスカスを育てています。
いまは 一輪ずつ咲きながら
花芽をたくさん付けています。
順次 咲くのが とても楽しみです。
(これは4月に咲いたものです)

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2011/07/15

三浦清商店のお誂え染めマフラー。

猛暑続きでございます。

烏丸通りにも鉾が建ち、夕方ころには祇園祭を楽しまれる浴衣姿の方でにぎわってまいります。
京都の街が祇園祭で賑わうのをみるのは本当に嬉しいことです。

今年2011年は17日の鉾巡行が日曜日ですが、三浦清商店は通常通り営業することにいたしました。
店を開けている限りは予約などは不要ですので、鉾巡行をお楽しみのあとにでも お立ち寄りいただければ嬉しく存じます。
三浦清商店は 新町通りを御池から二筋上がって東に向くと、二条通りに面してございます。


さて、この夏 おすすめマフラー 白生地のご紹介です。

********************* 現在このお品物は ご注文後 生地かがりから取り掛かりますので 納期に数か月を要します。ご了承くださいませ。 2014/04/12
*********************

11071500シルクシフォンマフラー白生地

サイズ 15x150(cm)
生地端は四方を染下糸でミシンをかけています。

一枚 ¥577(税込)。


お好みの色での無地染め 一枚 ¥1,890(税込)。
一枚の染上りは ¥2,467 です。

春先から染色なさる方には静かな人気を保ってきたこのお品物。
ワタクシも好きな色に染めていただきました。

イチ押しは最初の写真の空色グラデーション。
さわやかクールな感じで色を選びました。
その他、シックな「亜麻色と生成り」と はじける元気「山吹色とレモン色」です。
色の異なる2枚のマフラーを一組にして使ってみました。

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私は袖はもとより衿まわりも開いたものが多く、髪もショートボブなのでこうした薄手のマフラーは意外に出番があります。

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シルクジョーゼットなのでちょっと友達と会うときなどにも良。

夏はあっさりした装いなので色の重なりで変化を出せるのも嬉しいポイントです。


白生地・色のご相談、ご注文はお電話・メールでも承っております。
三浦清商店 ℡/Fax 0752311529
shirokijiyaあっとmiurasei.jp (あっとは@です)

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2011/06/21

2011年初夏 『草乃しずか日本刺繍展』

雨上がりの陽射しが照りつく中、
久しぶりに夏日を迎えた京都でございます。
明日は夏至。
昼長さが一年で一番長い一日ということでさらに暑くなりそうです。

さて、今回は
『草乃しずか 日本刺繍展 雪月花 
~戦国の姫たちへの想い~』
のご案内です。

身近なところでは
「自分でできる きもののお手入れ&お直し(世界文化社)」の中で刺繍のご指導をしていらした日本刺繍作家 草乃しずか先生です。

手元にJR京都伊勢丹での催しのパンフレットがございます。
浅葱色麻地の着物に施されたものは「江戸解き模様刺繍」。
天璋院篤姫に、とあります。

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刺繍作家・草乃しずか氏が「雪月花」や、江や淀君など「戦国時代の姫」をテーマに、「いつの時代も変わらない、女性としての情感や生命への畏敬の念をすべてに込めました」と語る力作の数々を展観します。着物や帯、屏風作品など、繊細なひと針ひと針から生まれた約150点の作品が、草乃刺繍の「粋」を存分に表現しています。
ジェイアール京都伊勢丹からのお知らせより抜粋

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JR京都伊勢丹フロアイベント案内

会期は2011年6月30日(木)~7月18日(月・祝)
草乃しずか氏のギャラリートークもございます。
ちょうど祇園祭の、鉾巡行までの期間。
京都の夏をお楽しみのうえ、JR京都伊勢丹の祇園囃子の流れる中でのご観覧もいかがでしょうか。

少し多い目にご招待チケットを頂きました。
ご希望の方には差し上げたく存じますので おついでの折にでもお申し付けくださいませ。

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2011/05/25

2011年の秋は京都御所へ、いかがでしょうか。

悪天候続きの京都も本日は好天に恵まれ、北野天神さんもさぞ賑わっていることでしょう。

2011年の京都御所、でございます。
春の一般公開は催しを縮小されましたが
秋のお誘いが始まりました。

京都御所の御殿内が16年ぶりに公開されることになったようです。
2011年秋に京都で予定されている国民文化祭に合わせて紫宸殿など6ヵ所が公開されるということです。
京都新聞 2011年5月25日の記事

そして 宮内庁ホームページ
公開期間は9月18日、19日、そして23日~25日ののべ5日間。
一日の定員が480人とのこと。
事前申し込みは往復はがきでできます。
恐らく希望日やら申し込み人数(18歳以上4名まで)申込者、そして連絡先などを明記するものと思われます。

宛先:〒602-8611
京都市上京区京都御苑3
宮内庁京都事務所
6月21日の消印有効。
お問い合わせは075(211)1211とのことです。

お電話が立て込んでいて宮内庁の方も大変そうでした。

この秋、京都にお越しのご予定など いかがでしょうか。


さて、お向かいの二条駿河屋さんのアマリリス。
今年は花芽ふたたび…ということで、咲きました。
美しい大輪で、庭がパッと明るくなり嬉しいものです。

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2011/05/20

2011年 小満(しょうまん)。

晴れた日には気温も上がり、陽射しの中で木々の枝葉が広がります。

季節の移り変わりを肌で感じては、旧暦のしおりを開きます。

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2007年ほぼ日手帳のおまけの「旧暦のしおり」です。

『何気なく月をみたときに、また、季節が変わったな、と感じたときなどに、このしおりをひもといてみてくださいね。』

まったくこのノリです。

5月21日ごろ、二十四節気では「小満」だそうです。
「草木がぐんぐん伸びていきます」と。

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二条駿河屋さんからお預かりしているアマリリスがまた花芽をふたつも付けています。
みやこわすれも咲き乱れ、うちの庭もまた楽しみです。


次の画像と上の2枚の画像との違い、分かりますか?

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花の終わった茎を二条駿河屋さんに教えていただいて剪定しました。
日当たりも良く半日でいっそうのびのびと茎や葉を伸ばしたように思います。

株分けのお話などを伺いましたけれど、シャコバサボテンですら育てることができなかった私にはただただうなずくだけで、かなり難しいことに感じました。


この週末は寺町通りの下御霊神社もお祭りでしょうか。
明日の夕刻からは子供みこしと夜店で寺町通りがにぎわいます。

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2011/03/02

友恵堂さんのひし餅と刺繍の裏打ち。

三月に入り少し寒さが戻ってまいりました。
気づけば朝昼晩と上に羽織るものを替えています。

今月半ばに退院する父を迎える準備の工事が始まりましたが、三浦清商店は変わりなく営業しております。

さて、明日はひなまつり。
110302ご近所の友恵堂さんですてきな五色のひし餅を分けていただきました。とてもカワイイでしょう。
友恵堂さん、お店のショーケースに並ぶのは昔ながらのおまんじゅう。
四季折々、季節の薫りを乗せて仕事の合間のおやつとしてほ、と一息つけるものです。
今日はお初ものの草餅で一服のお茶を戴きました。

お初ものといえばもうひとつ。
オットの職方回りの留守中、店番までできるようになった白生地やですけれど、初めて手掛けたことがありました。
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刺繍をなさっている古くからご贔屓いただいている方のご依頼です。
ちりめん地の刺繍を額装するについての前処理です。
刺繍職のご大家に相談すると
「裏打ちはしたげるしひと月経ったらはずしてや~」
の言葉に喜びながら、はずすのはもしかしてこのわたし…?
うすい和紙を糊で貼っていただいて待つことひと月。
辺縁をカッターでなぞり板から外すときがきました。
緊張をよそに気をひきしめて数十分。
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難なく取り外すことができました。
このまま伸ばした形で送らせていただきます。

とても素敵な刺繍でした。
そしてお初もので新鮮な刺激をいただいた一日でした。

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2011/02/04

2011年 立春

京都では最高気温が10℃を超える日が続きます。

例年この時期はまだまだ寒くて
「奈良・東大寺二月堂のお水取りまでは」
「暑さ寒さも彼岸まで」
などの謂れに頼り、
先に控えた暖かさに思いを馳せる頃。

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今年は2月1日には福寿草の芽も見ることができました。
たっぷりと春の息吹をため込んでいるように感じます。

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お雛さまも今年は寒さも和らいで心なしか柔らかい表情に感じます。

また寒さが戻ることもあるでしょうが
今しばらくこの春めいた陽射しをたっぷりと味わいたいものです。

さてひとつ、数日前から何やら鼻の具合がよろしくありません。
今日にいたっては涙とくしゃみが出始めました。
今年は木々の花付けがとても良いらしく
さざんかや桜も例年より深く楽しめるとのこと。
この鼻の症状が風邪のものであって欲しいのですが
いずれ近々判ることだと思います。
この陽気を見る目がすっかり変わってしまわないように祈りたい気持ちです。

みなさまもご自愛くださいませ。

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2010/11/27

二条駿河屋さんの『嵯峨菊』

白生地やは街なかの木々を拝見するばかりですが、京都は秋晴れに紅葉がまこと見事でございます。
連日車の渋滞がお気の毒ではございますが、どうやら更に見頃を迎えたのがこの週末のようです。

さて、なかなか名所には向かませんが
京都は二条城より東に二条駿河屋さんがございます。
ただ今ウィンドウにはおじ様が天塩にかけていらっしゃるお花がお目見えし、秋の二条通りを彩っております。

101127嵯峨菊でございます。

この画像は拙宅にて投げ入れたもので たいへん恐縮ではございますが
ご覧になっていくつのお色がご確認いただけますでしょうか。


繊細な花弁と豊かな芳香を放ち、秋の風情を楽しませていただいております。
美味しいお菓子と合わせて五色の嵯峨菊もお楽しみくださいませ。

お花が好きな方は駿河屋さんのご主人とのお話もはずまれると存じます。

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2010/05/12

二条駿河屋さんのアマリリス。

わたしが気づいたのは連休の頃だったでしょうか。
お向かいの二条駿河屋さんの店先に咲き始めた大輪のアマリリス。
大輪にもかかわらず、清楚で静かな佇まいに うっとりと眺めてしまいます…。

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母も 「本当にきれいですねぇ~」 なんて 二条駿河屋さんのご主人さまとお話しするうち、ひと鉢を我が家の庭でじっくり愛でることができるようにと渡してくださいました。

日当たりが十分でないのですが、そこはご主人さまが大切に育ててこられたアマリリス。
見事に咲きそろいました。
大輪の様子が少しでも伝わるように みやこわすれ の横に置いてみました。

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カサブランカのような香りがほのかに漂います。
今が満開でしょうか。
お近くにお越しの折には二条駿河屋さんの店先に咲くアマリリスをご覧いただくのはいかがでしょうか。
アマリリスのおとなりは てっせん でしょうか。
素敵ですよ~。

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2010/04/04

次女の十三参り。

京都での習わしのひとつ、子供が数え年で十三歳を迎えると旧暦の三月十三日(現在の四月十三日)に 知恵を授かりに嵐山の法輪寺(虚空蔵菩薩:こくうぞうぼさつ)にお参りする。

そう、ふと七年前の長女の十三参りを思い出した。
当時は着物地を決め、寸法を仕立て屋さんにお伝えしたのが1月。成長期でもあるので肩揚げ分など最終寸法を2月にお願いして3月半ばには長襦袢も全て揃えた。そして当時六つの次女も一緒に晴れ着を着たがるので七つ参り用の着物地で長女の物と一緒に仕立て屋さんにお願いした。

当日の着付けの手配はいつもどおり、縄手通り三条のアービル美容院で。
とにかく動きの大きい子供の着付けは難しいが、一日中着崩れず髪も乱れず、おまけに子供も着付けによる疲れを見せないので今でも本当に心強い味方である (勿論大人も楽に着付けてくれる)。

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七年前の様子がただただ懐かしい…。

さて、このあとの次女。
彼女は晴れ着が嬉しくて草履で歩く気遣いもなく、とうとう帰り道の最後に転んでしまった。
お袖と上前に最上級の汚れが…。
しみ落とし屋さんにもお世話になったのである。


そして今年。

法輪寺は渡月橋・小月橋を渡った先にある。
山門から石段を上りきったところに本殿があり、ご祈祷の申し込み用紙に 子供が好きな字を1字、筆で書く。七年前の長女は「幸」 の文字を書いていたが、次女は「優」。その文字を身代わりに申し込みから一定期間ご祈祷くださるとのこと。
大人になる前に智恵を授かるという大切な習わしである。お参りからの帰途、 「橋を渡りきるまでに振り向くと授かった知恵を返してしまう」と言い伝えがあり、橋を渡りきるまでは緊張する。

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さすがに今年は次女も振り向くことも転ぶことなく無事にお参りを終えた。

私も自分で誂えた着物をまとい、子育てもひと区切りを迎えた喜びを味わった。

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