2015年6月8日発売 『折にふれて きものの四季』。
この時期の雨は身に堪えるほどの蒸し暑さにはじまり、雨あがりには風がとても爽やかです。
梅雨を迎えるすこし前の みじかくて心地よいご時候、しっかりと味わっておきたいものです。
と思っておりましたら、どうやら 本日から京都は梅雨入りしたとのことです。。。
さて、清野恵里子さんの 新しい著書が発売されます。
ステキなお写真は 『きもの熱』や『樋口可南子のいいものを、すこし。 -その2-』などでもおなじみの浅井佳代子さんです。
文化出版局 『折にふれて きものの四季』。
定価 本体価格 2,800円+税
2015年6月8日発行
ISBN:978-4-579-21238-5
月刊誌「ミセス」で連載なさっていた、清野恵里子の「きもの随想」、「きもの歳時記」の中から選り抜きの記事をまとめられた一冊です。
「折にふれて」では お着物生地、帯、それぞれのお品物にまつわるエッセイも味わい深く、めぐりあわせの不思議の上に取り合わせられたお品物が きもの姿としてぴったりと沿う様を 浅井佳代子さんによる写真で存分に鑑賞できます。ページが分かれており エッセイを読んでその余韻の中で写真を見ることができるからなのかも知れません。
「ミセス」での連載期間が7年にも及ぶ長い年月を継続中でいらっしゃるとのことですので 「清野恵里子のきものの愉しみ帯あそび」などでも拝見した、清野さんならではのお色目の小物達、帯揚げなどをみつける楽しみもあります。
さて、下の画像は私の本棚、清野恵里子さん著書関係のコーナーです。
雑誌メイプルでお馴染みだった樋口可南子さんの「きものまわり」は2002年5月に、「きもの熱」は2003年1月号から2年間連載された清野さんのエッセイを元に2005年4月に発売されました。
そして同じ年のメイプル6月号の綴じ込みで 「清野恵里子さんのきものの愉しみ色いろいろ」という冊子があります。当時の私にとって紬の着物に合わせた帯締めと帯揚げの取り合わせがとても新鮮で、今でも大切にしています。
それぞれをじっくり それこそ 折にふれてそれぞれの本を開いてきたものですから 「折にふれて きものの四季」には 内容は新しいけれど しっくりと馴染むのを感じます。
下の画像は雑誌ミセス2011年5月号での清野さんのエッセイ「きもの随想」と「折にふれて」でのページです。ブログでも取り上げましたがこの号が出ましてから お風呂敷と帯揚げを同色でのお誂え染めを承ったことがとても心に残っております。雑誌掲載のお品物と同じお色でお誂えを承りましたのは 道明さんの四色ぼかしの高麗組の帯締めをお持ちでいらっしゃる方でございました。
品川恭子先生の手で染められました「藍の竹」のお着物もとてもすてきなお品物で、清野さんのエッセイなどで見かける度に 「きもの熱」 を開いてきましたが 「折にふれて きものの四季」を見て「あれっどこかで見たぞ」と感じては 他の書籍などを繰る。まずそんな楽しみが この本棚の前で しばらく続きそうです。この本の帯にもあるように「きもの」で触れる工藝の世界を味わうまでは 私にはすこし段階を踏むことになりそうです。
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コメント
こんにちは。 春にはお世話になりました。
機会があったら、読んでみます。
暑くなり、ひとまず、休止期間ですが、
涼しくなってきたらああしようこうしようとワクワク考えています。
投稿: やまだ | 2015/06/06 14:12
やまだ さま
こんにちは。
いつも何かとありがとうございます。この春もいろいろお話もさせていただきまして 楽しいひとときを過ごさせていただきました。
清野さんの新刊も お写真がとてもすてきですので いちどお手に取っていただければと存じます。
また お目に掛かりたく その時を楽しみにしております。
この時期 梅雨空のすっきりしない日が続きますが ご自愛のうえ、すてきな日々をお過ごしくださいませ。
投稿: 白生地や | 2015/06/08 09:11