2012年3月26日発売 『清野恵里子のきものの愉しみ 帯あそび』
春分の日の昨日は 肌寒い一日でしたが
お彼岸のお参りで とてもステキな満開のしだれ梅を 拝見できました。
厳しい寒さが続きましたが いよいよ本格的な春の季節に入ります。
その心躍る気持ちにプラスして 感性の拡がりにも弾みがつくような
気がいたします。
3月26日に 清野恵里子さんの新刊が 書店に並びます。
『清野恵里子のきものの愉しみ帯あそび』です。
とても贅沢で貴重なお品物という意味で
どこかに陳列されてもおかしくないような品々が、
「茜の鬼更紗」、「異国の布」、
「日本の古布」、「涼やかな夏の帯」、の 四章に分けて
それぞれ 色彩が明確な画像で登場します。
憧れの品々を拝見すること、それが決して本来の目的ではなく、
例えば 帯に見立てられた生地の、味わい方。
その景色や表情を見ながら、思いをめぐらせ
きものとの取り合わせを楽しむ。
清野さんが過ごされた場の雰囲気などを思い浮かべつつ
その楽しみを楽しむ、というのはいかがでしょう。
楽しむ要点は清野さんが随所に語ってくださっています。
出版社である集英社による新刊のご案内です。
『清野恵里子のきものの愉しみ 帯あそび』
2012年3月26日発売
A5版ハード/128ページ (オールカラー)
ISBN978-4--08-781498-9
定価 2,730円
京都に住まう私の場合、日頃は やわらか物に接することが多く
前頁カラーで拝見する異国の古布と紬との取り合わせが
どこか懐かしく、柔らかい雰囲気がなじみやすく
改めて紬を身近に感じることができたように思います。
清野さんの感性から選ばれたお品物を通して新たな気づきを得る。
その上で 取り合わせのたのしみを広げてくれる
まこと、素敵な一冊だと思います。
箪笥の奥に仕舞っておりました個性的に思えた帯にも
なじみの薄い「粋」な着こなし方にばかり目を向けていた紬にも
今までとは異なった たのしみ方へと(模索しながらですが)
広げられそうです。
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