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2007/03/19

お誂えお着物 -はじめに-。

さて、この私(白生地や)がこの度、初めての「お誂えお着物の御用」を賜りました。私どもの店では悉皆の御用を賜っておりますが、お誂えはその方だけの御用でございますので、私の訪問着のようには公開しないのが常でございますが、お申し付けいただきましたお客様のご厚情で、ご紹介させていただけることになりました。

お誂えの悉皆御用はもとより、この度ご紹介させていただくに際してはお客様のお誂えお着物に対する思い(愛情)を一番大切に考えます。
また、私にとりましてお誂えお着物の御用を進める上でもっとも大切な部分が、私どもの仕事をご信頼のうえでお問い合わせをいただいてから、実際の染め仕事に取り掛かるまでの
「ご意向をお伺いさせていただき、十分に理解できるまでの過程」
でございます。先様の意を汲み、それを職方に伝えるために 時間をかけることになります。また、その時間を通して、私の姿勢なども知っていただきたいものでございます。

お誂えお着物を心から喜んでいただき、また、私もさせていただいた喜びを 双方共にずっと心に宿し続けられるものでなければならないと考えます。

本当に初対面から始まりました この度のお誂えお着物でございます。
カテゴリーは 『きもの』 にてさせていただきます。

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コメント

おはようございます。
楽しみですね。楽しみでもありながら恵子さまにとっては、遣り甲斐のあるプレッシャーも感じつつのお仕事となりましょう。
まわりまわらなくとも、直接笑顔の見られるお仕事なんて、何て素敵なお仕事でしょうか!

投稿: シマリス | 2007/03/20 07:25

シマリスさま

そうですね。笑顔やお気に召していただいたご様子は何より嬉しいものでございます。
私は経験不足から、当初はご来店くださるお客様には強い緊張を覚えておりましたが、今になってようやくそれが大きな間違いだと気付きました。
お客様がご安心されながら ご自身のご希望やお考えを私たちにお伝えいただくことが大切で、それをしっかり受け止めることが重要なのです。父やオットの傍らで 少しずつ経験を積んでいければよいのですが。

ありがとうございました。

投稿: 白生地や | 2007/03/20 22:56

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