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2007/02/03

廬山寺・鬼の御加持。

霜の降りた静かな朝には防寒態勢に余念がなかったが お昼ごろには暖かい陽射しが心地よいほどになり、廬山寺まで子供に「鬼の御加持」を拝受すべく参じた。

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何もそこまで…という気はしないでもなかったが、午後2時からの催しには早すぎる1時間以上も前に着いてしまい 所在無いままその場に立つことにした。
御苑の中を南西から北東を歩いたわが子は早くも座りたがったが、「御加持を受けるためのこれも修業なんだ。」などと自分でも呆れるようなことを言いきかせ、ひたすら時が来るのを待った。

境内がかなり込み合って来た頃、時間を守って鬼が出てきた。かなりの強面である。上の子と参じてから10年ほど経つが 当時の記憶に比べるとかなり貫禄のあるお顔である。
両側に立ってくださるお坊さまの読経の中、自分の身体の健康上での弱い部分を鬼に告げ、わが子は御加持を受けることができた。
ほどほどに元気な私は、御加持を受けるのを今回も先送りにした。

さすがに10年前とは異なり、御加持のあとはインド舞踊家による宗教的にも濃い意味合いの踊りが披露されたが、人垣の間から拝見するには疲れすぎた私たち親子は 鬼の出番まで待てずに来た道を戻ることにした。

0702034持ち帰ったこれは「蓬莱豆」である。
しおりによると 『この蓬莱豆は紅白二粒食べると福寿が六年延び、紅白いずれか一粒食べると福寿が三年延びるといわれています。』
以前も頂きながら 今回も頂く。
もちろん両親にこそ そのご利益を望むものである。

さて、いわしと巻き寿司の夕飯である。今年の恵方は北北西であるらしい。
まるかぶりは なんといってもちょっとお行儀が悪く 食べ難くもあるので、うちはうち流にいただくことにしている。

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