お誂えきもの -たてぼかし柄のきもの-
昨年の夏ごろに出た『10万円で誂える上質きもの―はじめてでも失敗なくオーダーできる上質きもの Saita mook』 芝パーク出版 ISBN 4860080920 (2005/07) ¥1,380 に掲載のたてぼかし柄のきもののお誂え仕事を受け賜っている。
以前は確か、ぜんまい紬の白生地をむらさき色の共うす色にてお誂えさせていただいた。
あれ以来、たてぼかし柄には憧れを抱き続けているのだが、振袖に使われたりカジュアルなきものに使われたり、このデザインは生地種と色の取り合わせで、随分と雰囲気が変わることを実感している。
右のモデルさんご着用のお品物であるが、これをお好みの色で白場を残した二色ぼかしのお誂えきものである。
また、写真では分かり難いが、上前身頃の前・後ろと、両袖だけにたてぼかしが施されている。
(色が分からないようにネガアートで撮った写真を起用している)
地の色とそれに合う刺し色とを自分に似合うように自由に取り合わせることができ、色を変えるだけで自分だけのお誂えを楽しむことができる。
たてぼかしなので すっきりと着こなすことができる。
この白場を残した二色たてぼかし(片身頃と両袖)の染めが ¥30,000(染め代のみ・税別)でできるのである。
普通の無地染め三丈物のきものが10万円でできるとすれば、その場合の染め代(浸け染め)が¥10,000(染め代のみ・税別)なので、利口な白生地を選んでいただければ 12万円前後でこのきものが仕立て上がるということである。
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