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2005/10/26

バラエティに富む…。

店を手伝い始めて三年目にして、ようやく少しは仕事の要領がつかめてきたような このごろである。

白生地屋の仕事は白生地を裁ってお客様にお渡しするだけではなく、結構奥深いことが多いものである。いろいろ手がけるようになり、ようやくそこまで実感するまでに至ってきた。だから今まで以上に慎重に丁寧にお品物に向かうことが大切だと考えるようになった。


一日の中で、ある程度決まった仕事の流れを自分なりに立てられるようにもなった。

朝からまず悉皆御用のお品物を確認してオットの指示の元、帳面に上げる(記載する)。これは同時に渋札(しぶふだ)に職先への指示を筆で記載しお品物に添付し、伝票を作る作業を伴う。
あたりを見回して 出荷待ちの仕上がり品があれば、納品書などを添えて箱入れと荷造りもする。

白生地で ちりめんの風呂敷用生地であれば重目・普通品共に、尺二巾のものから三巾のものまで何枚でも裁つことができる。先日は初めて150cm巾のオクスフォード地を地の目を追って裁ったりもした。
反物では相変わらず男物、女物のお誂えきものの墨打ちをする。

それだけでなく 扱うお品物として きもの・帯・風呂敷・帯揚げからスカーフ・ネクタイ・暖簾・パネル作品、またそれぞれに染物仕事モノ・刺繍仕事モノなどがあり、この仕事の奥深さやムツカシサがこういうところにもある。

具体的にはまたの機会に。

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