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2005/05/02

若いお客様。

遠方よりお越しいただいた恐らく20代半ばのお客様。
数種類の帯揚げの染めを受け賜る中、このお若い方のきものの着方についてお話しを伺ってみた。

ご自身のお手持ちのきものが昔ながらの着こなしに合うものが多いので、それを尊重した着方をしていきたいとおっしゃっていた。確かにここ京都でも色んなきもの姿を見かけるようになり、それぞれにお手本となるものを持っていらっしゃるご様子が伺われるが、さまざまな流れとは別に 自分の中にあるものを確かなものとして大切にされているご様子に 久々に元気付けられた。

四十を過ぎても何事にも確信のいかない私にとって、まぶしさを感じた嬉しい出会いであった。

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悉皆内容を墨で書いた渋札(しぶふだ:柿渋に浸した和紙)を添付し、帯揚げの白生地は染め職人の手に託される。

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