大絣のきものを解く。
手織りと思われる大絣のきもの…。
洗いハリのために仕立てを解いている。
その目の粗さゆえに、
しっかり縫いこまれた糸目を解く手が
とても慎重になる…。
「白生地や」は
裏方のそのまた裏方なので
雑誌の紙面を飾る
お品物のお手伝いをさせていただいたり、
歌舞伎役者の奥様がみえて
ご主人様の半襟を少し多めにご購入いただいたり、
山田洋二監督の映画のために
超有名女形役者の洋服地として
ネクタイ地をご購入いただいたり。
それでも店の知名度は上らない。
でも、最近やっと気づいたのは、
大正生まれの義父の時代にもずっとここにある、
口コミの確かさ。
この大絣のきものが紙面を飾る頃、
私は何に取り掛かっているのだろう。
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