お地蔵さまの前掛け。
義母からは店の仕事以外に、家のことも少しずつ教わる。
これもその中の一つ。
京都では、
お盆を過ぎると子供たちのために、
各町ごとに祀ったお地蔵さんを囲んで
地蔵盆をする。
子供たちにお菓子を配るだけの町もあれば、
二日間にわたって
ゲームや工作教室、くじ引きなど、
盛りだくさんな地域もあり、お楽しみは様々である。
さてこの前掛けは、
うちの町内のお地蔵さまにお納めするもの。
生地は有り合わせだけれども、すべて絹100%である。
富士絹の白生地に、般若心経を墨で書き、
麻の葉形の地紋をもつ紐と、フリルは
悉皆ものついでに染めてもらう。
全部で四枚の前掛けを作るのだが、
これはそのうちの二枚目。
生地の用意および裁断は義母が、
写経は今年初めて一枚だけ私もさせていただいた。
縫製は四枚とも私がするつもり。
今日で、縫製が二枚分を残すのみとなった。
七月中には仕上げる。
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