今日も帯揚げを始めとして お襦袢や八掛・そして紬やちりめん紋意匠などのお着物のお誂えの御用をさせていただいており、心より感謝申し上げます。
父やオットが手がけるお着物の誂え仕事はそれぞれ、これまでからご愛顧いただいている方の御用が多く、最近では父なら手描き友禅による黒地の宝尽くし柄の訪問着が実に素敵であったし、また オットなら現在進行中の お仕舞にお召しになる観世水を素描で置く舞台用のお衣装は私も墨打ちをさせていただいたこともあり、仕上がりを心待ちにするお品物である。
長くご愛顧いただいている方の中には 父やオットを信用いただいている方からのご紹介もあり、そのような場合でもお電話のやり取りなどで 賜ったお誂え御用について一つひとつ話を伺い ご意向を確かめつつ、進めさせていただいている。
さて、この「ご意向を確かめる」というのが この私にはなかなか難しいのでございます。
本当はお伺いしたいと思いながら、ご年齢をお尋ねできなかったり お手持ちのお召し物について根堀葉掘りおたずねするのも失礼と、言葉を控えまして後で困ったり致しました。私には経験の不足からでしょうか自信が持てません。
同じ着尺でも ご年齢に応じたお勧めのお品物がありますし、またお手持ちのお召し物から お好みの雰囲気を把握させていただける場合もございます。
まだまだ力不足ではございますが、この私も お誂え御用を通して学ばせていただきますので、お申しつけくださるお立場で 何なりとお話いただけますと何よりうれしく存じます。
また、このご意向をお伺いする期間も必要でございますので、お誂えという御用には お時間を要するものでございます。つくづく、そう思います。だからこそ、仕上がり後が楽しみになるのかもしれません。
お着物のお誂えへの「お願い」と申しましょうか、私自身の確認事項というものでございます。
最近のコメント