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2011/07/29

2011年 現実。

京都は昨日激しい雷雨に見舞われました。
その朝、ある一通のご挨拶状を、突然の廃業のご挨拶状を受け取り、深い衝撃を覚えました。

確かに近頃は友禅染のお仕事も減っていたとはいえ、老舗であり、多くの悉皆御用が必ずお世話になるその工程が仕事として成り立たないほど縮小していたなんて信じられません。

数日前にお願いした悉皆物もあります。
店の帳面にご依頼者とお品物、その悉皆内容を明記し、それを渋札に記してお品物に添付します。
同時にお店専用の伝票に同じ内容を記載して託してきました。

友禅染のお品物には「蒸し水元」「ゴム糸目オール」。
ろうけつ染のお品物には「ローケツオール」。
悉皆御用には欠かせない存在であり、多くのお誂え染めのお着物や帯をお世話になってきました。
私が初めて職方回りをしたのもこの工場だったと思います。
本当に辞められるなんて未だに信じられませんがこれが現実です。

これまで三浦清商店も深くお世話になってきた感謝の気持ちを伝えたいです。
ありがとうございました。


いろいろ大変なこともある毎日ですが、私たち三浦清商店も周囲の変化に合わせて変わらなければならないこともあるかも知れませんが、一日一日を大切に、ご利用くださる方お一人おひとりに感謝しながら過ごしていこうと考えています。

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2011/07/23

2011年 大暑。

台風6号が去ってから過ごしやすい朝を迎えておりましたが大暑の今日はまことに厳しい暑さを味わっております。

抑え気味のエアコンと扇風機の風で過ごしておりますと、昼過ぎには健康的なのでしょうか、眠気に襲われることがあります。
子どもの頃 海水浴に行けば強要されるお昼寝が疎ましく感じられたことを、なんとなく懐かしく頼もしく思い出しています。

お仕事ではどういうお引き合わせかわかりませんが、紋付四つ身着物の御用を男児用女児用を数件重ねてご注文いただきました。
墨うちをさせていただくのですが、前見頃につまみ衽と衿の取り方が特殊です。
大人でも同じことですが、男児と女児でも紋の大きさが異なります。
暑さに気を捉われず、素敵なお召物のお手伝いをさせていただきたく 白生地や、張り切っております。


さて、今我が家ではほぼ毎日、かわいらしいハイビスカスの花が開いています。

110723

まだまだ出番待ちの花芽がついており、長く楽しめそうです。

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2011/07/15

三浦清商店のお誂え染めマフラー。

猛暑続きでございます。

烏丸通りにも鉾が建ち、夕方ころには祇園祭を楽しまれる浴衣姿の方でにぎわってまいります。
京都の街が祇園祭で賑わうのをみるのは本当に嬉しいことです。

今年2011年は17日の鉾巡行が日曜日ですが、三浦清商店は通常通り営業することにいたしました。
店を開けている限りは予約などは不要ですので、鉾巡行をお楽しみのあとにでも お立ち寄りいただければ嬉しく存じます。
三浦清商店は 新町通りを御池から二筋上がって東に向くと、二条通りに面してございます。


さて、この夏 おすすめマフラー 白生地のご紹介です。

********************* 現在このお品物は ご注文後 生地かがりから取り掛かりますので 納期に数か月を要します。ご了承くださいませ。 2014/04/12
*********************

11071500シルクシフォンマフラー白生地

サイズ 15x150(cm)
生地端は四方を染下糸でミシンをかけています。

一枚 ¥577(税込)。


お好みの色での無地染め 一枚 ¥1,890(税込)。
一枚の染上りは ¥2,467 です。

春先から染色なさる方には静かな人気を保ってきたこのお品物。
ワタクシも好きな色に染めていただきました。

イチ押しは最初の写真の空色グラデーション。
さわやかクールな感じで色を選びました。
その他、シックな「亜麻色と生成り」と はじける元気「山吹色とレモン色」です。
色の異なる2枚のマフラーを一組にして使ってみました。

11071511107152

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私は袖はもとより衿まわりも開いたものが多く、髪もショートボブなのでこうした薄手のマフラーは意外に出番があります。

1107150
シルクジョーゼットなのでちょっと友達と会うときなどにも良。

夏はあっさりした装いなので色の重なりで変化を出せるのも嬉しいポイントです。


白生地・色のご相談、ご注文はお電話・メールでも承っております。
三浦清商店 ℡/Fax 0752311529
shirokijiyaあっとmiurasei.jp (あっとは@です)

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2011/07/13

日本刺繍展を鑑賞いたしました。

梅雨明けから連日の真夏日に情熱的な元気を吸収している気がする白生地やでございます。


さて、JR京都伊勢丹7階の美術館「えき」KYOTO
『草乃しずか 日本刺繍展』 
雪月花 -戦国の姫たちへの想い-
鑑賞して参りましたので 簡単に感想など。

まずエントランス。
今春スコットランドで開催された刺繍展のもようがパネル紹介されていました。
現地でも多くの方の賞賛を得られた様子が伺えます。

会場では作品のためにも照明が落としてありましたが、「崇源院・江に 江戸桜」 と題された振袖で始まり 多くのお着物や帯、屏風などの作品を鑑賞いたしました。

「作品には手を触れないで」との注意書きに従うも、やはり刺繍のひと針の仕事が見たくて 身を乗り出しては凝視を繰り返すばかり。

「日本刺繍、素敵~」の一言に尽きます。
生地の地色と刺繍柄の色の組み合わせ。
一つひとつのモチーフに施されるグラデーションの色表現。
細かいひと針のそれぞれが大胆かつとても繊細で、やっぱり日本刺繍のとても美しいお品物に深い憧れと感動を覚えました。


18日までまだ少し日にちがございます。
あらためてじっくりと鑑賞したい作品がございますので私ももう一度伺うつもりでおります。

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2011/07/07

2011年 小暑。

7月7日。
二十四節気では小暑。
今日から23日の大暑までが「暑中お見舞い申し上げます」のご挨拶を交わされるのですね。

京都は昨夕から降り続く雨の影響から 蒸すものの過ごしやすい気温で迎えたこの日です。
定義によれば30℃は越えなくても25度以上であれば夏日と呼ぶそうです。ちなみに真夏日は30℃以上の日、35℃以上にもなると猛暑日ということです。

そうして考えれば 今日の雨は梅雨明け後には本格的な猛暑に見舞われるであろう その前に設けられた夏日。
お天道様の なかなか粋な取り計らいではないでしょうか。
ただ一点、被害をもたらすような豪雨だけはご容赦願いたいものです。


さて、今年もお誂え物の麻の帯をご利用いただいております。
麻の生地には白っぽいものと色の強く出たものを扱っておりますので お好みに合わせてお選びいただいております。

1107071小巾の麻生地では
生地巾を半分に折り、
帯芯を入れて仕立てれば
半巾帯としてご利用いただくことができます。

お写真の半巾帯には白色の帯芯を使用していますが、茶味がかったカラー帯芯を使用するとやや色の深い帯に仕上がります。


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こちらは八寸巾の麻生地を使用した かがり 名古屋帯 です。
右のお写真では生地端のかがりがご覧いただけますでしょうか。
帯芯を入れずに生地端だけをかがります。


いずれの帯も 綿や麻素材のお召物と合わせて涼しさをお楽しみいただきたいお品物でございます。

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2011/07/01

八寸巾塩瀬の価格変更ならびに変り絽塩瀬半衿の販売終了のお知らせ。

文月に入りました。
京都は祇園祭のにぎわいでこの暑さを乗り切りたいと思います。

さて、お題にありますように塩瀬生地の取扱いについて変更がございますのでお知らせ申し上げます。

まずは八寸巾塩瀬白生地の切売り価格が ¥100値上がりまして ¥840/尺になります。
八寸巾の塩瀬生地は茶道のお点前で使用するふくさ用ですので 掛けふくさなどに用いる九寸巾や尺巾の塩瀬生地に比べるとやわらかめのお品物になります。


そして 変り絽塩瀬半衿の販売が終了いたしました。

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振り返ればこのお品物は2007年の夏から取扱い始めました。

0706262r
今後は定番の絽塩瀬半衿をご利用いただきますようお願い申し上げます。


さて、明日7月2日は半夏生。

天から毒気が降ってくるとされていて、この日に採った野菜を食べるのを慎んだり、井戸に毒気が入るのを防ぐためにふたをしたりしたそうです。梅雨の最中なので、食中毒を防ぐという意味があったのかもしれませんね。
ほぼ日の旧暦のしおり より一部抜粋
110701
雨上がりの庭にさわやかな立ち姿でございます。

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