« 2010年6月 | トップページ | 2010年8月 »

2010/07/21

お誂え男物きもの 五つ紋の羽織と西陣上代御召。

京都では祇園祭の鉾巡行を境に梅雨が明け、連日猛暑に見舞われています。
この連休には二年ぶりに義母との合作でお地蔵さまの前掛けを四枚仕上げることができ、喜んでおりましたら夏風邪による激しい腹痛に倒れてしまいました。
皆様、くれぐれもご警戒くださいませ。


さて、連休明けからお品物の染め上がり品が揃ってまいりました。
一部をご紹介させていただきます。


・西陣上代御召の白生地です。
1007211生地巾は尺五分。
紋付きのお着物では以前に羽二重をご用意させていただいておりましたので、この度はやや洒落さをもちながらもお茶席でご着用いただける西陣御召をお薦めいたしました。
遠方をご来店のうえ、白生地に触れていただき色見本帳より色をお選びいただきました。
五つ紋を入れて仕立てます。


10072121007213

墨打ちした白生地に紋糊を置いて色見本帳左上から二つ目の色に染めます。
紋糊方と引き染め方、それぞれの職方の手が入りますが 渋札にすべての指示を記載いたします。


10072141007215

染め上がりの反物です。
今回は羽二重の黒紋付き羽織も合わせてお申し付けいただきました。
黒反物には「藍した黒染め」を確かめる藍色の色窓が設けてございます。

・お仕立てに必要な生地を取りそろえます。
1007216染め上がりの反物二反。
羽織には額裏をご用意。
着物には共色の通し裏を誂え染めました。
手書きになりますが、あらかじめお預かりしておりましたお着物より採寸した寸法を お客様に合わせた留意事項と共にそれぞれに書き添えます。

仕立て職方に手渡しておよそひと月お時間をいただきます。
上品に洒落たお着物。
仕立て上がりをお客様にお確かめいただく日が楽しみです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/07/03

世界文化社 『自分でできる きもののお手入れ&お直し』

拙店、三浦清商店は淡交社さん、プレジデント社さんはじめ、出版社の方々にもとてもお世話になっております。
また それぞれ掲載いただいた書物の先にはご愛顧いただいているみなさまがいらして、改めて感謝申し上げます。

Dsc07487_2

さて、このたびは世界文化社さんより
『自分でできるきもののお手入れ&お直し』
という書物が出されました。

拝見いたしまして これがまたとても濃い内容なのです。
きものをひととおり自分で着ることができるようになり、その頻度が増すごとに
「これが自分でできれば良いのに…」
といったことがあるかと思いますが
その手順を細かく、数多い写真を用いてまこと丁寧に説明されています。

お道具はもちろんのこと、和裁の初歩である運針の説明から始まって、裄直し(袷・長襦袢・単衣)、袖丈直し(袷ですよ!)、身丈直し(さすがに雨コート)まで、初心者だけれどどうしても自分でお直しをしてみたいという方には待ってました!というような内容になっています。

―初心者さんは、失敗しても後悔しないもので挑戦してください。
のひとことが、じゃぁあのきものでまずやってみようかな、という気にさせられます。
何よりきものの隠れた構造なども知ることができ、実践レポートとしてブロガーさんの紹介もあり、見るだけでも楽しく学べる一冊だと思います。
自分のきものにさらに一歩 大きく歩み寄れるかも知れませんね。
帯揚げなどの染め替えの紹介もあります。

白生地や、三浦清商店では小巾から大巾までさまざまな種類の天然素材の白生地を切り売りさせていただいております。ご入り用の折にはお電話やメールをご利用のうえ、何なりとお申し付けくださいませ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年6月 | トップページ | 2010年8月 »