« 2008年8月 | トップページ | 2009年1月 »

2008/12/23

棚卸し。

いよいよ押し詰まってまいりました。
店ではこの時期、年に一回の棚卸しをしています。
人手の都合上、奥の間や疋物は平日の合間を見て進めているようですが、「表の間」にある切売りのお品物は休日を丸一日使います。
081223ウィンドウを閉めているので一層暗い店内。
切売りのお品物は巻き棒から解いて残り尺をみます。
四巾の白山紬や120cm巾の服地もすべて「差し」で測ります。
かよわい私は小物の担当です。
帯揚げや半衿に加えてストール地などの在庫をみます。
ついでに写真写りのチェックもしてみましょう。
Dsc07199Dsc07204Dsc07210

紋紗の生地です。
こうして店内で白生地を写してもなかなか上手に撮れないのが悩み…。

店は12月27日まで平常営業しています。
新年は1月5日から営業いたします!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/12/17

気に入った反物…AB反。 -後半-

さて、気に入った反物というのがこのお品物です。
「縫取りの三丈物」と言ってます。

08121610812162

右の画像には少し映っているのですが、市松の中に、青海波や花菱っぽいもの 七宝や入れ子菱などのような細かい柄が詰められた地紋に 紋よりやや小さめの縫い取りが散らしてあります。

私は少し前からあまり大きくない飛び柄の袷の着物が一枚欲しいなぁ、と思っていたので、この反物をひと目みて気に入ったわけです(お値段は¥21,000(税込み)でした!店では私もお客さまなのです)。
このまま無地染めすれば縫い取り部分は染まりませんので ちょうど小さな飛び柄の小紋として楽しめます!
一箇所にキズがありますが、できれば裁ち合わせをして仕立に出したいと思います。
さて、これから長く着られるような地色をオットと相談して決めます。
年明けの後になりますが、また染上りましたらご紹介させていただきますね。
楽しみです♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/12/16

気に入った反物…AB反。 -前半-

先週末、学生交響楽団の定期演奏会に子どもたちと行ってきました。 
若い知人のご活躍と生演奏に酔いしれながら ふと懐かしい学生時代のことを思い出したりして、楽しく素敵なひとときでした。

さて、三浦清商店で取り扱う反物の中でもAB反について お話しいたしましょう。私自身が欲しくなる素敵な反物が入ることがあります。

「白生地や」が仕事に関わる以前から 店にはいろんな反物が行き来していました。
正反はもちろんのこと、名前を持ちながらちょっとしたキズのある反物も扱います。キズの程度にもよりますが、「ちょっとした程度のキズ」なのでAB反、と言います。

義母は着物に仕立てる点で重要な、柄あわせなどを配慮した お召しになる方の寸法での裁ち合わせをしておりました。ですからお客様がキズのある反物をお選びになっても キズをよけることで不具合のない一枚のお着物に仕上げることもできました。

昔は正反でも柄あわせの難しいお品物もあったようですが、現在はご身長も個人差が大きいことから無難なお品物が多く、この「白生地や」も義母に教わりながら裁ち合わせをしています。AB反も手がけています。
正反は高価ですが、キズのある反物は価格が低くなります。その反物を三浦清商店では裁ち合わせによって、仕上がりの価値を上げて AB反をお選びいただいてもご満足してお召しいただけるようにしています。

ぜひ、正反だけでなく、AB反ならではの お洒落とお楽しみを味わっていただきたいと思っています。

---ちょっと長くなりましたので 現物のご案内は次回に…---

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/12/11

羽二重。

昨日、しこ名を替えたお相撲さんのお座布団用にと、白山紬の三巾をお求めいただきました。生地巾は100cm強ですので、大きなお座布団になりますね。

さて、白生地は生地重さによって様々な用途をもちますが、中でも羽二重ほどバラエティに富んだお品物は他にはないような気がします。
店頭にて切売りさせていただいておりますお品物をご覧ください。

Habutae04これは店で最も軽いめ4.5匁の羽二重。
生地巾はヤール巾、つまりおよそ90cmです。透けるほど薄く、呉服物では総絞り着物などの裏打ち生地として使われます。
またこの生地は花かんざしなどのつまみ細工にもご利用いただいております。

Habutaesこちらの二品は 左が尺一巾、6丈(長さ)で1,350gの重い方の生地、このお品物の反物では羽二重のお着物にもできます。右が小巾6丈で750gの生地、羽織の肩裏など 裏地として使われます。

京都では 羽二重のお着物といえば男物といった感じがありますが、三浦清商店では男物 黒紋付(お羽織とお着物)には 1,500gや1,650gといった特に重い生地でお誂えいただくことが多いです。
白生地は巾に種類がありますが、用途やお好みによって重さも異なるお品物があり、こうして日々 触れているとなかなか面白いものです。
ただし、羽二重や塩瀬の生地は折れてしまうと染めムラの原因にもなりますので、取扱いにはまこと、神経をつかいます…。

| | コメント (18) | トラックバック (0)

2008/12/09

お誂え染めのお襦袢。

今日は珍しく帯揚げの発送がありません。
変わりに先日ご紹介しました半衿の、無地染めをお申し付けいただきましたお品物が仕上がってまいりました!
東雲の二巾衿2組と塩瀬一巾衿2枚ずつを2色、とても淡いお色で 発送前の整理を楽しんでいます。

さて、白生地やでは各種白生地を扱っておりますが、お襦袢地などの反物では 麻の葉柄やうろこ柄など定番のお品物をはじめ、いろいろな地紋のものを取り揃えております。
それをお誂え染めしたお襦袢が たまたま時期を同じくして仕立上ってきました。

Juban0暗い部屋でフラッシュをたいて 色など分かり難いのですが、お襦袢3枚です。
手前から、やや細かい9カマの麻の葉柄、花紋を散らした柄と道長風柄付けの紋綸子です。
紫はぼかし染めに、淡いピンクは無地染めと、いずれも白生地の地紋を生かしたお誂え染めです。道長風の襦袢地は染上り品として入荷した多色ぼかしのお品物です。

白生地やも手持ちのお襦袢は淡い色目のものが多いのですが、これまでにも濃い緋色や紫、からし色など いろいろ楽しまれているようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/12/06

半衿。

今日は寒いですねぇ~。
明日の予報では京都でも氷点下になるとか。
からだが寒さでちぢこまっても厚着でしのいでも肩がこりそうです。

お襦袢に付ける半衿ですが、店ではこれもまた一疋単位で入ってきます。疋単位でご購入していただくこともできますが、通常22枚から23枚分にもなります。

さて、塩瀬一巾衿の墨打ちをご紹介いたしましょう。
Haneri1これが 湯のし の仕上がった一巾衿。
尺差し(鯨尺ですね)でおよそ6丈4尺です。通常、半衿一枚は2尺7寸から8寸で取ります。
おおまかな一枚の寸法を算出したあとは長い生地を当分して一枚ごとに糸印をつけていきます。
Haneri0畳んだ半衿では何となく扱いにくいと思うので 棒に巻いた状態で保存しています。
塩瀬一巾衿は やや厚手でしっかりしているので 時間と共に縮むのを避けるためにも 巻いた状態の方が良いんじゃないかとも思っています。
一枚¥1,690(税別)¥1,890(税別)です。:2014年11月10日訂正

Haneri2このお品物は塩瀬二巾衿です。
ご覧のとおり、2枚くっつけて織られていますので、ご自身で真ん中の「糸渡し」のところで裁断してご使用いただくものです。もちろん ほつれてくることなどはありませんのでご安心を。
2枚一組で¥2,400(税別)¥2,550(税別)です。:2014年11月10日訂正

半衿につきましては 取扱い品目が少なくなりました。
上記 塩瀬一巾衿、塩瀬二巾衿に加え、ちりめん二巾衿、そして夏物は絽塩瀬二巾衿を取り扱っております。
まことに勝手ながら 現在 麻、東雲の半衿はございません。
お心にお留め置き賜りますようお願いいたします。:2015年7月追記
 

その他、半衿にはちりめん二巾衿、東雲二巾衿、夏物絽ちりめん二巾衿、絽東雲二巾衿がございます。
白い半衿だけでなく、ひと色¥1,800(税別)¥2,000(税別)にてお誂え染めを承ります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/12/04

加賀白山紬 二四巾重目 一疋。

白生地の卸商をさせていただいておりますが、三浦清商店の看板商品といえば 実は加賀白山紬なんです。
お風呂敷での用途が多い 二巾・二四巾・三巾・四巾 の各サイズにはそれぞれ普通品と重目品がございます。
それを疋単位でお納めすることが、今となっては見慣れましたが、わたくし 白生地やが店を手伝い始めた頃にはまこと珍しく思えた仕事のひとつでした。
例えば先日は 二四巾重目のお品物を一疋 納めました。
二四巾とはおよそ92cmほどの巾です。
価格は一疋の糸の重さ(g)で決まります(このお品物は4,800gでしたが ちなみに普通品は通常3,900g程度です)。
先ずは墨打ちをします。
一疋の総丈を測り、それを二四巾のお風呂敷の寸法に合わせて8枚単位に等分し、糸印を付けます。
次に一枚ずつお風呂敷サイズに裁断し、畳んだ状態で納めます。
Hakusan1 Hakusan2
左:手前が鋏を走らせるオット。右:加賀白山紬です。

店では切売りとして 一枚単位からこの加賀白山紬を販売しております。
かつては婚礼などの儀式に用いられましたが、最近では学生さんや弁護士の方などにもご愛用いただいております。
丈夫さが実用的で ハリと艶があるのでとてもクールです。
ぜひ一度 お手に取ってご覧いただきたいお品物でございます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/12/03

『七緒 Vol.15』ではありがとうございました。

白生地や、三浦清商店三代目の嫁でございます。

ブログも更新しないまま師走を迎えましたが、ひとつ落ち着きましたので、三代目からご挨拶をさせていただきます。

Tensyu『雑誌 七緒 Vol.15 での企画 三浦清商店X七緒 秋色の帯揚げ では多くの方にご利用いただきましてありがとうございました。雑誌とのコラボレーションが初めてでしたので どのようなものかと思っておりましたが、ご好評を頂きましたことを 心より御礼申し上げます。
また、店でもお目にかかれますと嬉しく存じます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。』

白生地やも決して器用なほうではありませんので、梱包の仕方など当初は不安もありましたが こうして無事にひとつの企画を終えることができ、正直なところ ほっといたしました。
本当にありがとうございました。

…店のウェブサイトをちゃんとしなければいけません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年8月 | トップページ | 2009年1月 »