淡交社 『京都で、きもの』 なごみ別冊 12月号
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気になっていたこの本を やっと読むことができた。
サヴァン症候群でアスペルガー症候群でもある著者が 生い立ちから自立した生活を営む現在までを 心情も併せて綴ったものである。驚異的な計算と語学の天才ぶりも、人とのかかわりを持たなかった幼い頃から思春期のころまでの様子も (日本語訳のこの本では)淡々と語られているので、読んでいるわたしには 彼がただ個性的な人であるかのようにさえ感じた。
著者が自立を望み、それを阻む自身の問題を 苦労しながらも挫折せずひとつずつ丁寧に克服する様子には深く感動した。
NHK教育でも放送されたらしい TVドキュメンタリー「ブレインマン」。観てみたい…。
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昨日拾翠亭にて秋のひとときを楽しんできた。
とはいうものの、好天に恵まれて ジャケットの下は半そでという方も少なからずいらした集まりであった。



昨日は参加人数も多く、着物姿では階段がきついでしょう という周囲の忠告に従って お二階もゆっくりと拝見することが出来なかったけれど、ご用意いただいたお弁当の美味しかったこと…。それはそれで 満足のいくひとときを過ごすことができた。
拾翠亭は御苑 南西に位置し、丸太町通りに面した間ノ町口(門はなく、堺町御門より西)から入ってすぐの右手にある。平常は3月1日より12月27日までの毎週金曜日と土曜日に参観可能だそうで、料金は一人100円とのこと。江戸の後期に建てられたというこの茶室を 当時の公家方の優雅な社交の場での様子を思い浮かべながら再訪するのも良さそうである。
さて、昼食後はお抹茶でも頂きたい人たちで 一保堂の嘉木に立ち寄った。
お薄とお菓子。ひきたてなのでしょうか、本当に香り高く味わい深いお薄をいただいた。
友人知人にはおススメしたいと思う。
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近い場所にありながら 京都御苑内にある拾翠亭でお食事をいただくのは今回が初めて。
子供の学校行事としての催しのあと、お昼を皆さんとご一緒に頂く予定です。
午前の部はあまりきものを着たい場所ではないのだけれど、短時間なので、やっぱりきものを着たいもの。
なかなか着る機会のなかった紬をわくわくしながら飾り糸を取る。
これは義母から譲り受けた山田織の塩沢紬。オットと帯や小物のコーディネートを楽しむ。


帯揚げと帯締めの取り合わせを決めるのが楽しい。
画像では分かりにくいけれど、右の帯揚げは落ち着いた感じのむらさき。
画像の左はしの臙脂色はコート。
明日はお天気も良さそうなので久しぶりにお目にかかる方々と楽しく過ごしたい。
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なぜか 同じような悉皆仕事が続くことがある。
今回させていただいたのは数点の道行コートの色あげ。
「色あげ」というのは 古物のお着物を染め替えることである。
いずれもお若い頃から着続けていらっしゃったお品物を そろそろ落ち着いた色目にして ついでに寸法も直してお召しになるとのこと。
私もそうだが、お嫁入りに持参した着物はピンク系が目に付き、なるべく今のうちに着ておこう!なんて会話をオットと交わすことも少なくない。
さて、いずれのコートもあっさりとした柄物で、色あげにもそれほど手のかかるお品物ではない。
まずはトキハヌイ(解き端縫い)をして、一反の巻物状態にするのが私の仕事である。
「お着物は手縫い」が目下の私の中の常識である。
が、道行コートはどれもが表地の縫製の大部分がミシン縫いなのである。
最初の一枚目はミシン縫いが信じられずに、解き難いほど細かい目で縫った和裁士に尊敬の念すら覚えながら、生地にキズをつけないようひと目ずつ慎重に解き進めた。非常に多大な時間を要するので、そこではたと気が付いたのである。
結局特別細かい針目のミシン縫いを解くのは 職方にお願いすることにして、比較的大きな針目のお品物のみ 私が解くことにした。
その事実に驚いて義母に伝えると、道行コートの衿をきれいに仕上げるために ミシンを使っているのだろう、とのこと。それだったら、私の手持ちのコートも ミシン縫いの可能性もあるのだろうか。
でも、店から仕立に出すと コートも手縫いのはずなんだけど…(仕立職方によってはやはり一部分はミシン縫いでした≪11月5日追記)。
お品物を仕立てる手法も その時代の流行りがあるのかも知れないと思った。
解き仕事の際に心配した 「ミシン目が残る」 ということはなく、色あげとお仕立直しの後、無事に納めさせていただいた。
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