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2007/10/23

「待つ」 楽しみ。

最近、「待つ」 ということを考える。

私的なことでは、物事を確保した上で待つのが好きである。
例えば

・長女の分と購入した来年の手帳は 彼女が私の元へ帰ってくるまでパッケージ状態で置いておく。
・継続性があるだろう、と密かに期待して入手したゲームも 前作の復習を終えるまで置いておく。

なんて他愛もないこと(!)であるが 待ち時間の経過とともに楽しみを増幅できるような気がする。

さて、三浦清商店でのお誂え仕事では 帯揚げの無地染めでは10日から2週間、お風呂敷の抜染(ばっせん:紋や名前を染め抜くこと)では3週間から4週間もお待ちいただく。
この待ち時間については お客様には最初にお断りを申し上げて、染め上がったお品物をお届けの後、いただくお便りなどに「待つ間も楽しみにしていました」と言っていただくと 先程の「楽しみを増幅」する感じが思い浮かんだりする。

また、待たれるお品物ほど 幸せなものはない という思いもする。

…ところが実はただ一件だけ お品物は仕上がり、お支払いもいただいておりながらご連絡が取れない(お電話は留守番電話)ということがある。かなり月日が経っていることもあり、私は寂しいお品物のことが気に掛かりながら、同時にお客様のことも心配になってくるものである。
待つ楽しみも ほどほどの時間でこそ、である。

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コメント

「待つ」事は苦手なシマリスですが、確かに先に幸福が待っているのならば苦ではありませんね。
密かな、心をくすぐる楽しみでしょうか。


投稿: シマリス | 2007/10/24 07:05

はい。
シマリスさんのように「作り手」となると、その幸せを直に手渡していらっしゃるのでしょうね。

投稿: 白生地や | 2007/10/24 12:23

送って頂いた紋付と羽織、夏が過ぎ先日の大会で初めて着用しました。
サイズは思ったとおりですが今までの父のお下がりが小さかった所為で慣れるまで相当勝手が違いました。
時間の都合で一人の写真は取れませんでしたので文化の日の大会に撮って貰う予定です。
上手く撮れましたらメール送ります。

投稿: 片腰 | 2007/10/26 23:18

片腰さま、何より嬉しいご連絡をありがとうございます。
片腰さまのお陰で、私もまた多くの職方との関わりを知ることができました。ご着用のうえで お気づきの点などございましたらどうぞ何なりとお申し付けくださいますようお願い申し上げます。

お誂え御用はひとつひとつが経験の積み重ねでございます。ご満足いただけるよう、努めてまいりますので 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

投稿: 白生地や | 2007/10/27 08:27

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