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2007/03/31

ほ。

疲れた大人が二人で居るのは非常に良くない。
でも、たまたま その間に置かれたこのお花。

070331

この香りに癒されて
明日から、4月。

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2007/03/30

熟睡。

日中が急に暖かくなると夜になっても室内の温度が下らないことがある。先日よりそんな中で就寝すると決まって子供はお布団を這い出、私が夜中に幾度となく目を覚ますことになる。今日未明にはいきなり激しい風雨音と雷のために一晩中眠った気がせず、寝不足でつらい一日を過ごした。
夕方から子供はいとこ達と私の実家で過ごしている。
とりあえず今夜は久々に熟睡できそうである。

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2007/03/29

みどりいろの四つ身。

横浜のH様は 昨年初夏に初孫のおぼっちゃまがご誕生されて お若いおばあちゃまになられました。当初はお宮詣りにでもお考えでいらしたのでしょうか、白山紬の三丈物に4種ほどのおもちゃ柄を全体に配したお品物をお誂え染めさせていただきました。父が職方を回りまして仕上がったお品物は みどりいろの地色に型をおこした大きなおもちゃ柄が赤・黄・白と色を変えて散らしてございました。先日、そのお品物をこの初節句に着せたいとご連絡をいただいておりましたが、本日小さな2本の歯をのぞかせながら お元気そうに笑っていらっしゃるおぼっちゃまのお写真と一緒に送られてまいりました。お写真を拝見しながらさっそく父と母が八掛のお色を選んでおりました。

三丈物ですので、四つ身と被布に仕上がる予定でございます。急き物でございますが 私も仕上がりが楽しみでございます。

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2007/03/28

「紙布(しふ)」のお着物。

今日は三丈反物の墨打ち2反に加え、解き端縫いの御用が一枚あった。まだ躾糸のかかったその単衣のお着物は 紙布のお品物であった。初めて手にするそのお品物のことを辞典で調べてみた。

紙布(しふ)…強い紙を細くテープ状に切り、撚りをかけて<こより>のように糸にしたものを織った紙織物。経緯(たてよこ)とも紙糸を織ったもの、経糸に絹糸、綿糸を用い緯糸に紙糸を用いたものなどがある。芯地、敷物、装飾雑貨に用いる。
抄繊(しょうせん)織物…紙をテープ状として撚りをかけて織物専用の糸(抄繊糸)をつくり、これで製織した織物。帯、芯、着尺地などに用いられる。
      文化出版局 最新きもの用語辞典より

今回のお品物には経糸に絹糸が織り込まれていたが、緯糸はかなり太い糸であった。

ご注文は「洗い」と仕立て直しであるが、水に浸けてはいけないように思われるので 筋消しをした後に仕立をする。独特の風合いをもつ、印象深いお品物である。

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お誂え着物 -お詫び-。

私が初めてさせていただきましたお誂えお着物が仕立上がりましたので、先日 お客様にお納めしてまいりました。とても良い友禅染めによる仕事でございました。
最初に半衿をご購入いただきました後に、お申し付けいただきまして、昨年末より取り掛かりました付け下げのお誂えでございましたが、ご意向を伺いながらの三ヶ月の月日をかけましたお品物でございました。この度 お客様のご厚情もあり、そのお誂え過程をこのブログで綴っていくことにいたしましたが、検討を重ねるにつれ やはり私の力不足と 立場上の違いから、お客様のお気持ちを最大限に尊重した形ではご紹介できないものであることが分かりました。ご紹介の記事を書こうとすればするほど、例えばマニュアルのようにもなり、その時点ですでにお誂えではなくなるようにも感じてしまいました。
私の不慣れな対応にも応じてくださり、お誂えをお申し付けいただきましたお客様には深く感謝申し上げます。大切なお客様には そのお着物に袖を通されるときにはお誂えの思いを一緒に身に纏っていただくことが 最も嬉しいことでございます。

このブログに関しては誠に勝手な、また、中途半端なことになり、私自身 深く反省するばかりでございます。

もともと 皆さまに京都の白生地屋に親しみを感じていただこうと考え、始めましたブログでございました。私自身の訪問着も 自分の思いから自ら手がけたお品物でございました。これらの思いは変わらず大切に 今後とも仕事に生かしてまいりたいと思います。

白生地を裁ち、墨打ちをし、渋札を作り、お風呂敷・帯揚げ・お着物のお誂えの御用を通して オットや両親と共に また皆さまにお目にかかる日を楽しみにさせていただきます。
お着物、特に友禅染などの重い加工も ご来店いただきました折にでも どうぞお気軽にお尋ねいただければ幸甚にございます。ご質問にもお答えさせていただきます。

お詫び申し上げると共に、また、つぶやき続けていきたいと思います。

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2007/03/26

プチ同窓会。

先日開かれた9名のプチ同窓会には あいにくの雨のため着物での参加は断念いたしましたが、ご無沙汰していたお顔を合わせて楽しい時間を過ごしました。
被服専攻の短大生でしたので、その2年間は実技と演習でぎっしり詰まった学生時代を過ごしました。教養科目に加え、専攻の洋裁・和裁・調理・染織学・材料学がそれぞれ実習や実験、レポートに追いたてられた毎日でした。卒業を賭けた特論に選んだ材料学の教授を囲んで 当時の(今だから笑える)苦労話や失敗談など、その2年間に凝縮された日々を懐かしみつつ再会を喜び合う、あっという間の数時間でした。

お互いの結婚式にも列席し合ったことも、教授からいただいた祝辞も思い出したり、今回の再会もその延長線上にある事をそれぞれに感じたことでしょう。

すっかりリフレッシュしたプチ同窓会でした。

でも、さすがに未だに小学生の子供を持つのは この私だけでございました…。

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2007/03/20

きものでおでかけ。

お楽しみと所用のためにきものででかけることにした。先月と同じきものででかけるつもりが、今朝になって気がかわって決めた取り合わせ。

070320本当に暗い場所なので 写真では色が違って見えるのだけれど、うす緑色の地色である。着付けに要する時間を十分に見たつもりが 伊達衿つきのきものであることをすっかり忘れていて、焦ってしまった。本当は締めやすい綴れの帯も ついつい締めすぎて 着付けに関しては反省点ばかりであった。おまけに出掛けに雨がざーっと降ってきてしばしボー然とした。

でも、その後はとても楽しい時間を過ごせたので 終りよければ全てよし。
今週末には 学生時代の教授を囲んでの小さな集まりがある。その日は紬ででかけようと思う。 

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2007/03/19

お誂えお着物 -はじめに-。

さて、この私(白生地や)がこの度、初めての「お誂えお着物の御用」を賜りました。私どもの店では悉皆の御用を賜っておりますが、お誂えはその方だけの御用でございますので、私の訪問着のようには公開しないのが常でございますが、お申し付けいただきましたお客様のご厚情で、ご紹介させていただけることになりました。

お誂えの悉皆御用はもとより、この度ご紹介させていただくに際してはお客様のお誂えお着物に対する思い(愛情)を一番大切に考えます。
また、私にとりましてお誂えお着物の御用を進める上でもっとも大切な部分が、私どもの仕事をご信頼のうえでお問い合わせをいただいてから、実際の染め仕事に取り掛かるまでの
「ご意向をお伺いさせていただき、十分に理解できるまでの過程」
でございます。先様の意を汲み、それを職方に伝えるために 時間をかけることになります。また、その時間を通して、私の姿勢なども知っていただきたいものでございます。

お誂えお着物を心から喜んでいただき、また、私もさせていただいた喜びを 双方共にずっと心に宿し続けられるものでなければならないと考えます。

本当に初対面から始まりました この度のお誂えお着物でございます。
カテゴリーは 『きもの』 にてさせていただきます。

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2007/03/17

嬉しい週末。

今週は店の御用だけでなく、年度末の所用もありましたが、本日でほぼ全てがすっきりと収まった感があり、軽い疲労感にも増して嬉しい週末を過ごすことができそうです。また、秋田の方からご子息の嬉しいお知らせをお土産にご来店いただいたご家族とのひと時も楽しく過ごさせていただきました。

不思議なもので、お誂えお着物の御用をさせていただきますと、その後のこうした繋がりがとても温かくてつくづく嬉しいものでございます。お目に掛かってお互いの家族ぐるみの楽しいお話などをさせていただくことに、心からほ、として喜びを分けていただけるという、なんとも幸せな贅沢なことでございます。
この場に居合わせていただける事に心から感謝の気持ちが湧いてまいります。ありがとうございます。

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2007/03/15

『京都きもの玉手箱』第2回。

あやさんが知らせてくださったおかげで、本日第1回と第2回の録画を無事にさせていただきました。とりあえず 第2回の放映分を拝見しました。

デザインそのものも去ることながら、やはりファッションが広がる流れを追うことの面白さというものを改めて見たように思います。緞子の生地に大きく高いシボが上半身にまんべんなく施されていた小袖。しかも白地に白いシボなんて…。復元された寛文小袖を 是非 間近に拝見したいものです。

ところで 通崎さんのお誂えお着物というものに、深く共感する点があります。それがインクジェットであろうと 手描きであろうと、要はお誂えというものは それを纏う(または使う)人に合う・似合うということです。
私ごとで申しわけございませんが、自分の訪問着を誂え 仕立上がりを手にした瞬間、同じ価格でも 他の柄であれば私には浮いてしまうだろうけれど、この訪問着だけは絶対に他の誰よりも私に似合うという確信を持ちました。今まで味わったことのない とても不思議な感覚でした。

まだ第3回、第4回と番組は続きます。楽しみでございます。

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2007/03/13

早っ!

昨夜、富士通のテクノセンターから電話をいただいて、朝一番にPCが戻ってまいりました。その最速対応に驚きつつ、こうして復活いたしました。
とはいうものの、ハードの不具合は部品交換にて解消されるも、そのレポートには次の一文が…。

なお、「ソフト的な不具合」の為に、ウィンドウズの動作が遅く不安定な状態です。装置ご返却後、お手数ではございますが、リカバリ作業の実施をお願い致します。

プロの進言ですから、従わなければいけませんが、膨大な所要時間と仕事量になる気がします。
なかなか晴れた気分にはなれません、とほほ…。

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2007/03/12

お着物のお誂え -お願い-。

今日も帯揚げを始めとして お襦袢や八掛・そして紬やちりめん紋意匠などのお着物のお誂えの御用をさせていただいており、心より感謝申し上げます。

父やオットが手がけるお着物の誂え仕事はそれぞれ、これまでからご愛顧いただいている方の御用が多く、最近では父なら手描き友禅による黒地の宝尽くし柄の訪問着が実に素敵であったし、また オットなら現在進行中の お仕舞にお召しになる観世水を素描で置く舞台用のお衣装は私も墨打ちをさせていただいたこともあり、仕上がりを心待ちにするお品物である。

長くご愛顧いただいている方の中には 父やオットを信用いただいている方からのご紹介もあり、そのような場合でもお電話のやり取りなどで 賜ったお誂え御用について一つひとつ話を伺い ご意向を確かめつつ、進めさせていただいている。

さて、この「ご意向を確かめる」というのが この私にはなかなか難しいのでございます。
本当はお伺いしたいと思いながら、ご年齢をお尋ねできなかったり お手持ちのお召し物について根堀葉掘りおたずねするのも失礼と、言葉を控えまして後で困ったり致しました。私には経験の不足からでしょうか自信が持てません。
同じ着尺でも ご年齢に応じたお勧めのお品物がありますし、またお手持ちのお召し物から お好みの雰囲気を把握させていただける場合もございます。
まだまだ力不足ではございますが、この私も お誂え御用を通して学ばせていただきますので、お申しつけくださるお立場で 何なりとお話いただけますと何よりうれしく存じます。

また、このご意向をお伺いする期間も必要でございますので、お誂えという御用には お時間を要するものでございます。つくづく、そう思います。だからこそ、仕上がり後が楽しみになるのかもしれません。

お着物のお誂えへの「お願い」と申しましょうか、私自身の確認事項というものでございます。

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2007/03/11

頼りになるTough Guy。

イザというときに役立つFMV/SⅣ207。Windows95とISDNの環境下にて ネットに接続している。自分のPCのメンテナンスを機に、忘れかけたあらゆる事を記憶の底から掘り起こしてのこと。こうして動いてくれるのが 本当に有り難い存在である。現役の時と同じように活躍してくれる、まさにTough Guyである。

一通り動作を確かめて ふと外に目をやると雪がちらついていた。こうして春も気候を戻しつつ着実にその彩りを深めている。私もあまり背伸びせず 身の丈に合ったことを ひとつずつこなしながら 歩み続けたい、なんて思う。

お仕事ではまた、明日から染め上がった美しい帯揚げたちと お襦袢や紬・着尺の悉皆物が待つ中、うれしいお問い合わせも頂いている。その一つひとつのお問い合わせに感謝しつつ出来る限り心を配らせていただくだけである。その中で先週は混沌とした状況があり、収束した後にも気持ちを引きずる自分が居た。が、こうして予期せぬトラブルにも 基本に立ち返れば対応可能なことを実感できたことには なによりも元気付けられた。

ありがとう、SⅣ207。

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2007/03/10

PC、メンテナンスへ…。

CPUファンエラーのあと、一部のデータのみパックアップをとりつつ使ってきたけれど、とうとう「電源が落ちる!」ところまできてしまったので、メンテナンスに出すことにした。本体と画面の一体型である愛機、「FMVL70E」はカバーを開ける術すら知らないのである。メーカーに問い合わせてもマニュアルの用意もないらしい。
省スペースで良いデザインであるとも思ったが、トラブル時にはやっぱり人に任せっきりというのは哀しいものがあるものだ。

とにかく10日ほどネット活動は不自由を強いられる。
お急ぎの御用はどうぞお電話でお願いいたします。

またお目に掛かる日まで、さようなら。

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2007/03/08

見落とした『京都きもの物語』。

普段からあまりテレビを見ないので、こういうことは起こる。今朝新聞でNHK教育 午後10時25分から10時50分まで『京都きもの物語』 -十二ひとえ- をチェックしていたというのに、すっかり忘れてしまった。見逃してしまった。先日keiさんという方がご来店の折に 重ねた衣を一本の紐で着付けられるということを伺ったところだったので 是非この番組は観たかったのである。覚えているうちに録画予約を入れておくべきであった…。がその前に私専用のビデオテープを一本持っておくことであろう。

全4回の連載だというから、来週以降は必ず録画する!絶対。

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2007/03/07

お魚をさばく。

一週間ズレたようで今日、鮮魚ボックスが届いた。先週には友人の鮮魚ボックス話においてハゲ(かわはぎの仲間)とのご対面が語られていたが、果たして本日の顔ぶれはいかがなものだろうか。

0703071ゴマサバ2尾・ハタハタ5尾・ヤリイカ2ハイである。この中で子供が喜ぶ造りとして戴けるのはヤリイカのみ。まずはイカ以外のお魚の下処理をしながら調理方法を考える。
サバ2尾のうち、1尾はキズシ。今晩作って明日の昼ごろが一番美味しいのである。そしてもう1尾を酒と塩を振ってさっと焼くことにする。こちらは戴く時間にあわせてグリルに入れる。
ハタハタは、小さくもプリッとした淡白な白身を甘く煮付けることにした。昆布を敷いて煮汁を作り、沸騰すれば前処理をしたハタハタ5尾を入れ、さっと火を通し、あとは煮汁に浸けておいて味をしみ込ませる。
ヤリイカは下処理に包丁を使わないので糸造りだけの手間であった。エンペラとげそはハタハタの残った煮汁でさっと煮た。なぜかこの部位もオットや子供には人気がある。

はたはたのぷりぷり感が気に入ったわが子。5尾のうち2尾を食べて満足そうである。「また ハタハタでこの料理をしてね。」と言われれば やっぱり嬉しい。

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2007/03/06

着継がれるお着物。

今日から久しぶりにお着物の解き仕事をしている。一枚は一越ちりめんに薄いローズ色の地色に白いモダンな花などの柄が前裾に置かれたお着物。もう一枚は 白地に赤い絣柄の紬。
すこし前にご来店くださいましたお母様とお嬢様よりお預かりしたお品物。店の奥から仕事の合間に窺う限りではとてもお若い学生さんと思われるそのお嬢様が、「この色と柄がとても気に入っているんです。」とはっきりおっしゃっていた。恐らくお母様から着継がれるお着物なのでしょう。寸法が少し合わない部分もあるご様子で、私はまず 二枚のお着物の寸法を採り置き、さっそく解きにかかった。
ご愛用されていたとのお話しの割りには きれいに着ていらっしゃって、これなら洗ってお仕立直しをすればお嬢様にも十分お召しいただけるお着物になりそうである。お嬢様にもお喜びいただけるだろう。

ところでこのお着物もそうであるが、最近気付くことにくりこしの寸法がある。
少し前は五分が標準であったものが、近頃では七分になっている。これまでその二種の寸法を頭に置いていたが、このところ くりこし五分に加えて衿のつけこみ五分、というお仕立を見ることがままある。着姿の抜き衿が深くなるお仕立上の工夫なのであろうか。
この度の一越ちりめんは くりこし五分につけこみ五分。絣柄の紬の方は くりこしとつけこみを足して一寸五分もある。父に尋ねれば かつては紬に関しては用尺の都合もあり、そういったお品物もあるという。

着継がれるお着物には新しい発見もあり それもまた楽しい。

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2007/03/05

絞りもの。

あるお誂えの御用をさせていただくにあたって、職方との打ち合わせをした。御用に取り掛かる前に色の取り合わせと柄の大きさを決めるのに なんと10日ほどを要した。この職方は手絞り方である。

柄の大きさは仕上がり時、つまり絞り染めた後にはかなり小さくなる。なので、職方の中で検討が重ねられる。絞り柄(ぼうし)の中の括りの数も絞り柄の味を大きく左右する。大きさが決まれば型が彫られる。

次に色の取り合わせである。
0703051おおよその色合わせを店の奥の間に積み上げられた染め上がり切れ見本を元に作る。どうも、白生地や(わたし)の見立ては薄い目の取り合わせになりがちで、職方は絞り職プロの目で取り合わせて色見本を独自に作り 再三店まで足を運んでくださり最終決定となる。それで実際の絞り仕事・染め仕事に取り掛かる。

試作品として御用とは別に作った絞り柄の一つである。
0703052グレー地にグレーがかったピンク色である。当初 これより半分くらいの濃さのうす紫色を見立てたが、やはりメリハリの点で適切ではなく絞り方が改めて持ってきた色である。なるほど、この濃さで柄が立つ。

職方と直接話すことで学ぶことは多い。

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2007/03/03

とりあえず。

とにかく今日の仕事を終えて、3月3日という日付にこだわって、お雛様をお飾りした。

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お雛さまと二条駿河屋さんのお菓子「ひちぎり」。そして今晩は夕食の準備ができなかったので オットのはからいで 京極四条の乙羽の蒸し寿司。たっぷりの錦糸卵にまんべんなく酢飯に仕込まれたハモ(だと思う)とおおぶりの椎茸が乗ったほかほかの蒸し寿司である。

ほかほかの秘密はこれ。
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左端画像の最下部中心あたりに黄色い細紐が見えるだろうか。これを引き抜くと劇的な器の膨張と吹き上がる湯気がエキサイティングであった。この湯気の中で今日一日の充実感をたっぷりと味わった。

ごちそうさまでした。

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2007/03/02

明日はひな祭り。

菜の花も買った、はまぐりも用意した、手まり麩もある。
ひなあられも用意した、ひし餅もある。

あとはひな人形を飾るだけ!

なんだかホント、こうして宣言しないと今年は見送ってしまいそうで困る。

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2007/03/01

私の「お誂え訪問着」の締めくくり。

この度のお誂えにお支払いした金額を最後に記載しておく。

これは私のこの生地、この柄、この工程(結局縫い紋も含めてあまりお直しをしていません)での費用であって、柄によってはお高くなったりお安くなったりするものである。特に柄に関しては、同じような絵柄であっても 凝れば凝るほど技術を要し、高価になる。また、凝った柄ほど柄合わせが大変なことから お仕立代が高くなっていくものなのである。

それが現実であり 一体一枚の着物にいくらほど掛かるのか分からない状態では、誰もお誂えなどできないのではないだろうか。そして染め上がりのお品物を沢山見て、最も気に入ったものを選ぶことになる。気に入れば、それはそれで何より良いことである、と私は思うのである。

店の本棚に無造作に並べられている数十冊の上品會の本。美しい装丁は目を引き、いつしか手に取って見るようになっていた。新婚旅行の思い出を込めてオットが作ってくれた訪問着を丸洗いに出したとき、一つひとつの柄から下絵を描いていたオットの姿を思い出しながら、その色合いがこれから年を重ねていくに連れて着にくくなるだろうことを改めて感じた。そして もう一度、今度は私の思いをかたちにした訪問着を作りたい、と思ったのである。
上品會の本を見て 自分の好みの「雰囲気」を持っていた私は、まず価格設定から入った。
京都の、職人さんたちの手仕事でのその価格を、およそ50万円とした。価格にあわせて好みの柄を オットや職人さんと相談しながら進めていった。その結果である。

・生地 浜ちりめん 高砂七号四丈物 一反 ¥30,000
・絵羽仕立 ¥4,000
・下絵   ¥50,000
・糊置き  ¥30,000
・友禅   ¥330,000
・刺繍紋  ¥15,000
・胴裏地  ¥7,000
・袷訪問着仕立代 ¥30,000
小計 ¥496,000
消費税 ¥24,800
◆合計金額 ¥520,800

以上です(疲れた…)。
これを 各工程ずつお支払いしてきたので、分割払いでした。昨日最後の¥37,000+消費税¥1,850を支払いました。
本当に色んな思いのこもった訪問着になりました。
おわりです。

    ――――――――――――――――――――――
この題材は、白生地や(私)が京都の職人達の手で友禅染で誂える自分で着る訪問着です。一連の流れをご覧になる場合は、カテゴリーから趣味を選んでくださいませ。ありがとうございます。

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