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2007/02/14

白山紬の孔(あな)。

加賀白山紬は拙店が代々お取扱いさせていただいているお品物の一つである。
この白山紬は生地の強さに特長があり、お風呂敷や染色作家の方々のパネル作品・屏風作品など 広く長くご愛用いただいている。刺繍をなさる方もいらっしゃる。
かつては紬特有の「ふし」を多く持ったものが 近頃では例えば紋・名を入れる、あるいは染め工程において 色の溜まりなどを生じてキレイな仕上がりの妨げになるということで、のっぺりとしたお品物に変えられた歴史をもつ。
その中で変わらないのが 疋という単位で織元から届く際には折り畳まれた状態で 糸綴じされているということである。着物の反物のように棒に巻いた状態ではないのである。

070214左は糸綴じされた小巾の疋物の上に綴じ糸を切って開いた四巾(およそ140cm巾)のお品物を広げて重ねた画像である(綴じ孔が判別できるように濃い色の切れを敷いた)。緑色の糸で何重にも同じ孔に綴じられている。生地巾の広いお品物ほど この糸の束は太くなっている。
このように 一定間隔で孔が認められる。が、これは孔であって穴ではない、つまり経糸と緯糸が切れていないのである。染め工程などを経ると孔は閉じる、ご心配無用な加賀白山紬の特徴の一つである。

確かに初めて染め仕事などにご使用いただく場合には驚かれるのも無理はないかも知れない…。くれぐれもご了承のほど、お願い申し上げたい。

白生地や 「白山紬」関連記事 : 「白山紬の値上げ」について。加賀白山紬

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