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2007/02/11

訪問着の失敗-刺繍紋-。

その後 私のお誂え訪問着は現在お仕立方で着物に生まれ変わっているところである。

刺繍紋はその仕上がりに満足しないまま お仕立に回した。オットにとっては白生地や(私)の半ば感情入りの刺繍紋への不満を聞くゆとりや時間もなく、私もとりあえず自分の感情は一旦冷ます必要も感じて染め上がった反物を形にするべく先にお仕立方に手渡すことにしたのである。

まぁ、見てください。
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左のような見事な刺繍紋をいれてくださる 同じ刺繍方の仕事として、右の私の片喰の刺繍には見るたびに絶句してしまう。

この件で学んだことは 通常の刺繍では紋をグラデーションで表現することは技術的には難しいということである。むしろ細かい柄の方が刺繍の技は生かされ、片喰のようにパーツの少ない柄には単色で入れるべきであった。

前向きな気持ちで萎える心を奮い立たせてこの『訪問着の失敗』を記事にしつつ、良い勉強にはなったと思うも授業料は高くつくのである。何よりこれがお客様からお預かりしたお品物でなくてつくづく良かったと思う。
「紋刺繍がプロ」の刺繍方ではなく、「柄刺繍のプロ」に任せるべき仕事であった。が、その場合のご予算は結構な心積もりを必要とするだろう。
お誂え訪問着。
仕立上がれば 単色にて刺繍のお直しをする。

(以下 2007年2月14日に追記)
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この題材は、白生地や(私)が京都の職人達の手で友禅染で誂える自分で着る訪問着です。一連の流れをご覧になる場合は、カテゴリーから趣味を選んでくださいませ。ありがとうございます。

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コメント

白生地やさんの訪問着のお誂えで友禅の工程を具体的に拝見でき面白かったです。
今さらの投稿ですが、この刺繍紋はひどいです、、、目が点になりました。
日本刺繍を始めて5年目ですが、紋もグラデーションは入れられます!2色の縒り合わせの糸を使っていくので手間は少しかかりますが。

投稿: | 2010/06/12 19:19

拙ブログをご覧のうえコメントまでいただきましてありがとうございました。
私どもを身近に支えてくださっていた職人さんたちがさまざまな理由で減る傾向にありました。この刺繍方にはこのときに初めてお願いし、それ以降は古い伝手を頼って別の新しい刺繍方にめぐり合い、刺繍の御用をお任せしています。
この件のおかげで お誂えのお品物への思い入れなども深く学ぶことができました。
私の訪問着はまだこの刺繍が入っております…。いつか手直しする予定ですが、そのときにはまた記事をアップしたいと思います。

投稿: 白生地や | 2010/06/12 23:45

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