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2007/02/28

気分転換。

仕事上で気になることが多く、本当に四六時中頭から離れなくなっている。実は先日「CPUファンエラー」を出してからというもの、PCを腫れ物のように扱っており、それまでほぼ毎日していた大好きなてんとう虫のゲームをまったくしないで過ごしていた。一種のシューティングゲームであるソレは、色もカラフルで1ゲームに要する時間が数分と、私にとってとてもいい気分転換になっていたのである。油断をすればたちまちライフを失う点が集中力を高める。

少しばかり大掛かりな掃除をしただけでほぼ復活したことにして、元のPCライフに戻すべきかも知れない。ちょっとした軽い遊びはあった方が良い。

明日から3月である。仕事では出来る限りの心配りを忘れず、それでもその心配りの内容も検証しながら 相手様のお立場で考えたり感じたりできるようになりたいが、まだまだ自分が未熟な点も多く まずは一旦立ち止まって一つひとつ振り返ることも大切である。

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2007/02/27

お誂え訪問着 -仕立上がり-。

白生地やのお誂え訪問着、「広沢の池」 が仕立てあがってきた。私の生まれ育ったところ、変わらない風景を身に纏いたいという願いがこうして形になった。低く丸い山々に見守られるように、未だに多くの支えに恵まれている自分を見つめて 改めて感謝の気持ちを忘れずに こんな私でも何かの役に立てるよう心がけ続けたい。

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白っぽく見える地色は 実は鳩羽鼠色(はとばねずみいろ)、グレーがかったベージュ色である。
その色を上品に このひなびた風景を立たせる程度にまで淡くした色である。この色づかいはこの白生地屋の悉皆仕事をさせていただく上で重要な 腕の良い職人さんのセンスと技術が集結したものである。
今回下絵職と友禅職を少し離れた位置にいらっしゃる方々に御願いしたので、「下絵を置く時から色を思い描く」という友禅方では少しばかり色挿しには不便があったかも知れないが、私は大満足である。
山々の広くて深いボカシと さくらやもみじに挿された美しいボカシの対比、ひなびた風景の中に効かせどころが生きている。今の私にはちょっと地味目かも知れないが、この訪問着は実は子供たちの次の晴れの場で活用させるつもりで誂えたのだから それで良いのである。

本当は身に纏った姿を記念に撮りたかったのだけれど 相変わらずこまごまとしたことで落ち着かないのでそれは少し先送りである。この訪問着を通して味わった「自分だけのお誂え」というよろこびを 同じ願いを抱かれている方のおよろこびに生かしていきたい。

ありがとうございました。
近々、費用などをまとめた記事をアップします。

    ――――――――――――――――――――――
この題材は、白生地や(私)が京都の職人達の手で友禅染で誂える自分で着る訪問着です。一連の流れをご覧になる場合は、カテゴリーから趣味を選んでくださいませ。ありがとうございます。

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2007/02/26

お若い女性の裄丈。

ここにきて 袷・単衣のお誂えお着物の御用に追われている。お若い女性がお母様とご一緒にいらっしゃって、「色①ク五・五」と帳面と渋札に記載して始まるお仕事である。「色」というのは色無地のこと。「①」は一つ紋の意。「ク五・五」は紋の大きさで、鯨尺で五分五厘ということ。

お若い方が初めてお誂えになられる際、まだご自身の寸法を持っていらっしゃらない場合は 身長と胴回りの一番太いところの寸法をお尋ねして標準寸法から割り出す。ほか、お好みによって袖丈や丸みをお尋ねして、必要であれば胸囲などをお確かめする。従来ではこれだけで その方にぴったりなお誂えお着物の仕事ができたのである。

ところがこのところ立て続けにご身長サイズに関わらず 裄丈(肩巾と袖巾を足した寸法)に関してその標準寸法より長くご希望されることがあった。手の甲が隠れる程度がお好みと伺ったが、それでは一尺八寸を超える寸法にもなるところであった。お着物の反物は巾がおよそ一尺ということで、お品物によっては一尺を少し欠けるものもある。反物の巾の倍が出せる寸法の限界であるので、縫い代をみると裄丈は一尺八寸程度がいっぱいとなる。
それ以上になると小巾の着尺ではなくて 尺五巾(一尺五分の巾広)の生地が必要である。また、羽織やコートなど上に着るものは着物の裄丈のうち 袖巾を一分ほど長くしていくので更に巾広の生地を要する場合がある。

着物の裄が長すぎるのも着物姿としては良くないものである。また、イザというときに開く『図説 きものの仕立方』 村林益子著 紫紅社 にも

洋服と違ってきものは手首までくることはなく(踊り用のきものは別)、両手をのばすとかなり手が出ます。しかし、動いているときには一向に気になりません。

とある。
どうかお洋服とは異なる着物姿というものを ご理解のうえ、お楽しみいただきたいと思う。

ところでWindows Vistaでは「裄」という漢字はちゃんと認識されているのでしょうか…。

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2007/02/25

つばきの花に心を語る。

今日は昨年よりお世話になっている先生にご無理を申し上げて お付き合いいただきました。とても楽しく多くの喜びに満ち溢れたひと時を過ごさせていただきました。

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感謝と御礼の気持ちを心で語りかけました。
お忙しい合間にご都合を付けていただきました。

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2007/02/24

地域の子供行事に付き添い参加。

元学区の少補行事に参加するために 午後から次女と京都国際マンガミュージアムに出かけた。内容は顔なじみのメンバーに学区の子供たちを加えて 「似顔絵コーナー」と「やっさんの紙芝居」などを体験した。

似顔絵の描き手は三人いらした。待ち時間に係員の方から 「それぞれに表情の特徴を捉えるポイントが異なるので描写が違うので、全員に似顔絵を描いてもらって帰られる方もいらっしゃる」ことを聞くと、なるほど妙に納得してしまった。
やはり特徴をギャグっぽく描かれるより、私の場合は特に 突出した特徴はなるべく並レベルに修正していただきたいと、次女の仕上がった似顔絵を見て ぜひともそう感じた。

さて、待ち時間が少しでも生じると子供たちの多くは マンガの壁 に向かって立ち読みに集中する。マンガをその場で立ち読みすることが恥ずかしいような気がした私であるが、一つの本棚の前だけでも20名ほどの人が所狭しと立ち読み(座り込み読み)をしている中で 何もせずに立っている方がよっぽど不自然に感じた。
ふと見ると懐かしい楳図かずおシリーズが目に留まり、ほどなく立ち読みの一員となった。

今回のマンガミュージアム…、マンガを読むためだけにも通う人の気持ちに触れた気がした。
今回は子供の付き添いだったので ガンダム特別展には入らなかったのは ちと残念。

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2007/02/23

仕事の整理術…。

つくづく自分にとって白生地屋の仕事を整理しながら進めることが大変だと感じている。あまり利口でないのか、と落ち込みそうになるが、まぁ何か手があるはずである。

まず、ネット上の仕事は自宅で朝・昼・夜に手がける。メールの返事が長いと遅い時間になることを ご理解いただきたい(言い訳か!?)。
店では 悉皆物を帳面に上げて渋札を筆書きし、悉皆物に添付する。切売り用の白山紬を裁ち値札を付ける。疋物(精華八掛地・半衿・衿裏・胴裏など)や反物(着尺など)の 用途に応じて墨打ちをする。染め上がり品の検品をする。仕上がり品(帯揚げや仕立上がったお着物や帯)の荷造り・発送をする。そして突発的に色見本帳とにらみ合って色選びなどなど…。

作業そのものはどれも大したことはないのだけれど、それぞれの悉皆物の時間的な整理が苦手なのである。
悉皆物は帳面に上げる段階では苦労はない。
それが帯揚げなら「無地染め→湯のし→荷造り→発送」と 大体10日ほどで納まる。
お風呂敷なら 紋名入れの有無に関わらず 職方において3週間から4週間ほど、お着物もお襦袢も 染めや柄付けに応じて時間がまちまちで、そうこうしているうちに どんどん色んな仕事・用事が舞い込んで来て ここのところ常に何かを忘れているような気にとらわれて落ち着かない。

そして自分用のメモを見直したり悉皆帳面を見たりするものの、この落ち着かない気持ちがすっきりしたことがない。自分なりに 仕事の流れを可視化しようと試みたことがあったが、それを作る時間がなかなかできず、出した結論が『慣れ』である。

さて、いつになればこの多元的な悉皆物の流れに『慣れる』のであろうか。
いや、これはもう整理術というより管理術である。
流れの中で うっかり見落としていることを教えてくれるようなありがたいモノはないだろうか。それさえ手に入れればこの落ち着かない気持ちから 開放されるような気がしてならない。

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2007/02/22

子供って…。

小学3年生の次女。教室前に貼り出された先日の雪山教室と総合学習発表会の写真の申し込みがあった。自分の写真くらい自分でチェックしてね、と言いつつ申し込み用紙を見れば集合写真一枚とスナップ写真一枚。今日所用で学校に出かけた私がふと見れば、見逃してる写真の多いこと!
しかも一人写りのもあるし。

そういえば昨日に眼鏡を落として真っ二つにして、今はむかしの度の緩い代用品で過ごしている彼女。明日の夕方には新しく度の合った眼鏡が出来上がるから それまではこの失態も仕方がないのかも知れない。

でも友達の姿はよく見つけていたではないか…。
友達の帽子の柄まで写真で確かめていたではないか…。

気がないのか、自分の姿に。

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2007/02/21

身近な春。

1月の終わりに小さく芽を出した庭の福寿草に今日、花が咲いた。

0702211今年は暖かいので昨年より早いお目見えである。この花の色は見事に濃い黄色で、春らしく生き生きとした良い色をしている。これから暖かくなるにつれて今年もどんどん茂っていくのであろう。

そして、父が麩嘉さんより持ち帰った また素敵な春色をおすそ分けしてくれた。
0702212蓬の入ったのと道明寺粉の入った生麩。遅がけに出来たてを分けていただくからそのまま切ってわさび醤油でいただく。


こういう季節ものには五感で喜びを味わうものである。
ごちそうさまでした。

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2007/02/20

コレハ…。

むかし、英語は苦手であるにも関わらずタイプライターでそこそこのワード打数で資格習得に燃えていたことがあった。その頃のタイプライターはハンマー打ちのもので、自分でOlivettiを買ったときは嬉しかったのを覚えている。
ちょうど電動タイプライターが一般の教室にも出始めた頃で、私はそのクッション・タッチが嫌いで、ずっと旧式を使っていた。それにやたら大きかったし…。

070220会社でも暫くはそのクセが抜けず、PCのキーボードを壊すな、と言われては 早く打つ=力が入る の迷惑社員であった。
私のデスクトップのキーボードを見ると、例えばK・L・N・Mのキーは文字が剥げている。それはフツーに気付いていたが、なんなんだろう、このA・S・D・E、そしてかすかにR・Gキーが侵食されているではないか。

Aキーには縦じま、Sキーには横じまが入ってしまっている。
今まで気付かなかったけれども、左手の特に弱い指のキーは特に指を立ててヒットしていたのである。
そういえばホームページやブログを立ち上げるようになってから、タイピング量がかなり増えているのであろう(自分比)。それともキーボードの材質によるものなのだろうか。

他の人のキーボードもよく似た感じになっているのだろうか。妙に気になる。

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2007/02/19

着物の帯の締め方。

ご来店くださる皆さんは、本当にお洒落に着物を楽しんでいらっしゃる。私も周囲に声を掛けて着物でお出かけする機会を増やそうと考えている。

着付けを習っていた頃、帯は袋帯でも名古屋帯でも背中側の真ん中でしっかりと結ぶように練習を重ねていた。いかにしっかり結ぶかが重要だとまで認識していた。その結果 折角整えた襟元は崩れるし、何より大切な帯が傷むことが何より避けたいことと思った。その後しばらくは、帯を結ばずに留める道具を使用したが、その異物のお陰でお太鼓の裾のラインが決まらないことが我慢できなくなった。
そんな時に耳にしたのが、Hさんの口から出た言葉、
「私は帯を背中で折って その部分を押さえた紐を一本使うのよ。あなたはどうなさっているの?」
にハッとして、それ以来紐を一本増やして着物を着ている。

これが具合がよろしくて、すべての問題点を紐一本が解決してくれた。
これから着物を着て、不都合を感じることがあるかもしれないが、その時は柔軟に解決策を探ろうと思っている。

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2007/02/18

京都国際マンガミュージアム-特別展-。

2月10日より『GUNDAM~来たるべき未来のために』と銘打った「機動戦士ガンダム」をアートで読み解く展覧会が開催中(3月25日まで)である。後日行く予定の私を除き、オットと次女が出かけた。

この特別展は2年前の夏から大阪で始まり、各地で開催されてこの京都が国内最後であるらしい。それを受けて(すでに終えたものもあるが)、2月10日にはオープニング記念対談、2月18日(本日)には連続講演会、そして特別セミナーが2月25日に催されている。

ガンダムについては殆ど何も知らない寂しい世代であるがゆえに このイベントには盛り上がりに欠ける私である。

さて、帰宅した次女が嬉しそうに手にしたモノを開けて さっそく組み立て始めた。
070218アニメ「ケロロ軍曹」でガンプラに入れ込む軍曹の姿を通しての知識しか持たないワタシも Wikipediaで調べてみる。いわゆるイベントの限定版として販売されるクリアバージョンのものらしい。プラモデルといえば接着剤で部品を付けていくものかと思えば これはスナップフィットというのか(?)、部品の凹凸をプチンと留めつつ組み立てていくタイプのものである。透明で、部位によっては着色されていて、足のひざなどはちゃんと曲がるようになっている。

最後まで諦めずに組み立てることができれば それなりに楽しめるものになりそうであるが、知らないということがなんとつまらないことよ。

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2007/02/17

お誂えきものへのそれぞれの思い。

今朝 絵羽方から渋い地色に三色使いの裾ボカシを入れた下絵羽仕立の着物が戻ってきた。渋めの色でありながら薄色のために むしろすっきりとした印象をもつそれは ある型染め染色家から父が伺って進めている仕事であった。

今は柄のないこのお着物に さて どのような柄付けがなされるのかな、と拝見していると これまでに伺ったお誂えお着物や 染め替え・仕立直しをさせていただいたお客様のことを思い出した。
ご来店いただいて お品物をお預かりし、その加工工程を見ながらお客様のお顔を思い浮かべ、そしてお仕立上がりにお渡しさせていただく時のお喜びのご様子を思い出したのである。

親しい友人が関西に居るから、と 白生地をお選びになってから生地が染まった時、お襦袢が染まった時、そしてお仕立上がった時、帯を選ばれた時…。遠方から幾度も足を運んでくださって 本当に嬉しそうに一度こちらで袖を通してからお持ち帰りいただいた方。

求める色にするために幾度も染めを重ねられたという、深みをもちながら重くはない むっくりとしたすてきな色のお品物。その反物の仕立てあがりを拝見したときには このお着物は彼女以外だれのものでもない、というそれまでにはなかった「お誂えお着物」のひとつの深意を感じた。

ご姉妹でお誂えいただいた方、お母様とお嬢様でお見立てされた方、皆さまそれぞれのご意向の元、ご検討いただいてご自身のお着物をお召しになるのを間近に拝見して、私自身のお誂えへの思いがまた、熱く深くなるのを実感している。

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2007/02/16

PC不調の連鎖。

取り合えずまだ健在のパソコンである。が、点検には出そうと思いつつ、点検中のインターネットにおける仕事のサポートに頭が痛い。
仕事場である店は両親の住まいでもあるので、電話回線を新しくする必要がなく、インターネットを利用した仕事は店の隣である私たちの住まいに引いた回線を利用している。
店ではデスクトップのMe機が稼動中で、点検期間中は時間を決めてそのMe機をこちらに運んでネット仕事をすることになるかも知れないが、それも不安がある。まぁ、普段からの準備不足がいけない。

そんなことに思い悩むときに、ふと見れば店のプリンターが突然
  ―廃インクタンクが満杯になりました。サポートセンターにご連絡ください。
というメッセージを出して仕事を放棄しているではないか。
これはあれだな。PC不調の連鎖である。
プリンターの予備は在るので明日はまずその据付から始めないといけない。

なぜか笑ってしまうのは一種の諦めだろうか。
少なくともゆとりからではない。

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2007/02/15

「CPUファンエラー」が出ました!

なんとなくPCの調子がいまいち…と感じておりましたが、まずは「CPUファンエラー」だそうです。
今朝起動時に出ましてBIOS入力待ち状態でスタートでした。
まずは本体カバーを外してお掃除をしようと思いますが、最悪の場合は暫くお休みになるかも、です。

取り急ぎご報告まで。

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2007/02/14

白山紬の孔(あな)。

加賀白山紬は拙店が代々お取扱いさせていただいているお品物の一つである。
この白山紬は生地の強さに特長があり、お風呂敷や染色作家の方々のパネル作品・屏風作品など 広く長くご愛用いただいている。刺繍をなさる方もいらっしゃる。
かつては紬特有の「ふし」を多く持ったものが 近頃では例えば紋・名を入れる、あるいは染め工程において 色の溜まりなどを生じてキレイな仕上がりの妨げになるということで、のっぺりとしたお品物に変えられた歴史をもつ。
その中で変わらないのが 疋という単位で織元から届く際には折り畳まれた状態で 糸綴じされているということである。着物の反物のように棒に巻いた状態ではないのである。

070214左は糸綴じされた小巾の疋物の上に綴じ糸を切って開いた四巾(およそ140cm巾)のお品物を広げて重ねた画像である(綴じ孔が判別できるように濃い色の切れを敷いた)。緑色の糸で何重にも同じ孔に綴じられている。生地巾の広いお品物ほど この糸の束は太くなっている。
このように 一定間隔で孔が認められる。が、これは孔であって穴ではない、つまり経糸と緯糸が切れていないのである。染め工程などを経ると孔は閉じる、ご心配無用な加賀白山紬の特徴の一つである。

確かに初めて染め仕事などにご使用いただく場合には驚かれるのも無理はないかも知れない…。くれぐれもご了承のほど、お願い申し上げたい。

白生地や 「白山紬」関連記事 : 「白山紬の値上げ」について。加賀白山紬

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2007/02/13

色無地。

知人宅のお茶室でお薄をいただくことになった。
きものでお邪魔することにして、この一枚の躾糸を解くことにした。
*鏡に映った姿を撮ってるので左右逆です。

070213杉木立の地紋をもつ紋意匠の生地を無地に染めたこのきものは、恐らく素描で地紋起こしをしたものである。実家の母が用意してくれたまま、ようやくこの日に袖を通す機会が訪れた。この朱赤に一瞬躊躇したものの、これからの人生で今が一番若いのだから帯揚げに抑えた色目を取り合わせることで良しとした。

お軸の「春風生福寿(春風福寿を生ず)」そのものの暖かい日となり、きもの姿で歩く足取りも自然と軽やかであった。用意したショールは使用しなくとも 歩けば汗ばむほど。
こころやすい方々とお茶室で一服いただくという至福のひと時は 今のわたしにとって何よりのリフレッシュになったように思う。

快く出してくれたオットに感謝。

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2007/02/12

もしかして品薄?

アンチョビ入りのオリーブが好きである。
ここしばらくは 安価かつ大缶のもの(オレンジの縦じま柄の缶、エル・セルピス?)をオットが リカー**ンテン で調達し続けてくれていたものの、どうやら取扱われなくなったらしい…。

塩分を気にしながらも 朝食のお供であったものを、また、小缶のHeroにもどるのか…。

原料であるイワシ事情が品薄の原因ではないだろうし、少し残念。

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2007/02/11

訪問着の失敗-刺繍紋-。

その後 私のお誂え訪問着は現在お仕立方で着物に生まれ変わっているところである。

刺繍紋はその仕上がりに満足しないまま お仕立に回した。オットにとっては白生地や(私)の半ば感情入りの刺繍紋への不満を聞くゆとりや時間もなく、私もとりあえず自分の感情は一旦冷ます必要も感じて染め上がった反物を形にするべく先にお仕立方に手渡すことにしたのである。

まぁ、見てください。
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左のような見事な刺繍紋をいれてくださる 同じ刺繍方の仕事として、右の私の片喰の刺繍には見るたびに絶句してしまう。

この件で学んだことは 通常の刺繍では紋をグラデーションで表現することは技術的には難しいということである。むしろ細かい柄の方が刺繍の技は生かされ、片喰のようにパーツの少ない柄には単色で入れるべきであった。

前向きな気持ちで萎える心を奮い立たせてこの『訪問着の失敗』を記事にしつつ、良い勉強にはなったと思うも授業料は高くつくのである。何よりこれがお客様からお預かりしたお品物でなくてつくづく良かったと思う。
「紋刺繍がプロ」の刺繍方ではなく、「柄刺繍のプロ」に任せるべき仕事であった。が、その場合のご予算は結構な心積もりを必要とするだろう。
お誂え訪問着。
仕立上がれば 単色にて刺繍のお直しをする。

(以下 2007年2月14日に追記)
    ――――――――――――――――――――――
この題材は、白生地や(私)が京都の職人達の手で友禅染で誂える自分で着る訪問着です。一連の流れをご覧になる場合は、カテゴリーから趣味を選んでくださいませ。ありがとうございます。

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2007/02/10

店で見つけた紋型。

先日より手刺繍による加賀紋(洒落紋)のお写真を探していた折に 引き出しから紋型がいろいろ出てきた。
大きさの異なるそれら 紋型から察するに、かつてはさまざまな用途でお誂えお着物の御用を賜ったものであることが伺われる。

通常、私たち女性の礼服としてのお着物に付ける紋のサイズは 鯨尺・五分五厘である。男性の場合は一寸。
洒落紋や お着物をお召しになる場によってはさまざまなサイズのお申し付けがあるものである。

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この左の写真にある大きな紋で四寸ほどの大きさである。

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これら紋型は何度でも使うことができるが、なければ作らなければならない。
通常 お誂えさせていただくお着物の紋は よほど特殊な紋は別として 紋糊方の手持ちの型によるものである。

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2007/02/09

カメの世話。

今日は午前中に着物地一枚(八掛付き三丈物)の墨打ちをして、午後は主婦業に専念した。
小学生の子供が雪山で使ったスノーブーツを洗い(雨なのに)、絞り浴衣に使う綿の糸の追加分を買出しに、そして残り少なくなったカメのおやつも入手した。

カメは越冬させるには体力不足なので 専用のヒーターを付けている。えさを与えて甲羅をブラシで洗う。
水槽の水は汚れれば換える。水道水を貯めて一日以上経ったものを使うので、毎日は換えられない。
その要領でいつもは事務的にするのだが、今日はじっくり様子をみながら世話をしているとカメもこちらをじっと見るような気がした。

物言わぬカメだけれども ペットの存在には心が和むものである。

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2007/02/08

わくわく感、ふたたび。

絞り柄のお誂え帯揚げの御用を進めるにあたって、絞り職方が店まで足を運んでくださった。
私がご用意させていただいたのは、お伺いしていた柄の帯揚げ地と、簡単な説明を付記した染め色の見本切れを貼り付けたもの。

色の取り合わせを見せ、プロの目からアドバイスをいただいた結果、柄にあてた色を少し濃くしていただくことにした。また、絞りの染め方で、地色と柄、その間に白場を持たせることも可能だという。つまり、濃い地色であっても 染め方次第で絞り柄を付けることができるということである。ただし 染め工程が一つ増えることで加工代が上がる。

今回は地色に白、もしくはうす色を選んだので白場を持たせる必要もなく 二色それぞれに一回ずつの染め工程だけで仕上がる予定。

帯揚げの用途を考慮して 一般の絞り柄よりこころもち小さめにするのだが、絞り職方は「これからさっそく型を掘りますわ」と仕事場に向かわれた。柄の型は 菊の花 と 楓の葉 である。店を出られるその背中に「では よろしくお願いします。」と声をかけながら 仕上がりをイメージすると新たなお品物を作り出すというわくわくした思いがわいてきた。

今回 新たに作られる型は店で使いたいと考え、お客様のご負担にはしなくて済む。こういう配慮も紋などでは出しにくい事である。

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2007/02/07

元気の素。

できれば物事はてきぱきと早く正確に進めたい。それが理想でありながら 現実はなかなか…。考え、悩み、迷いながらとなると 大切な御用ばかりなので割り切ることはできない。
そして出した答えや仕上がったお品物を 先様のお手元にてお確かめいただいて お喜びくださるご様子を伺うと、途端にもう 何よりの深い喜びとして自分に帰ってくる。

  ―あぁ、こんなことの繰り返しなんだろうなぁ、白生地屋って…。
という思いをありがたさとして しみじみ味わっている。

今朝一番に 「以心伝心と言いますか、思っていた通りの良いお色で…。」というお電話に始まったこの日、何より聞きたかった方からの 「すばらしいです!…ほんとうによかったです。」のお言葉と また別に見難い白生地の画像をお送りさせていただいたことにたいする 「とてもうれしいです。」 のお便り。

「てきぱき」という弾みをつけた歩幅よりも はるかに大きな一歩を踏み出せる元気をいただきました。
私の方こそ どうもありがとうございました!

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2007/02/06

色を選ぶ。

先週 あるお問い合わせを頂いた。
お着物好きなベテランの方への贈り物として 絞り柄を入れた帯揚げをお考えとのこと。白地にひと色のものと、地色のうえにひと色のせた ふた手のお品物をご所望で、それぞれの色を選ばせていただくこととなった。

まずは700種類以上もある色見本帳を見たものの、参考にはなっても決め手がなく 白地とのコントラストもつかみ難いので 店の別室にある大きな箱に向き合うことにした。
この箱にはこれまで父たちが手がけてきた あらゆるお誂えものの端切れが蓄えられており、つまり 生きた色生地見本集である。

それから数日間というもの、合間をみては箱の前に座り込んで生地片を手に取り色を見て、結局 白地には深い茶味を帯びた臙脂いろを(古代紫系統)、底に赤味のあるきわめてうすいベージュ系を地色に 黄色味のある抑え気味の緑色をのせたものを候補にした。家族にはおおむね好評であった。

年齢を伺っただけではやはり選びにくく、私自身、お誂えのお手伝いという事の 正しい手法であるのかはよく分からないのだけれども やはり お問い合わせには出来る限り尽力のうえお答えさせていただくだけである。
もしかすると これは却って無責任な仕事になることかも知れない。

無責任で終わらせないためにも 色見本切れを送らせていただいて 率直なご意見を伺いたいと思う。恐らく 数パターンからお選びになりたかっただろうと思うものの、願わくば 今回のパターンをご覧になった感想を元に 具体的なお色へのご希望を知りたいものである。

ご注文とは別に、何事も少しでもお役立ていただければ幸いなのだけれど…。
そして私はまだまだ学ばなくてはならない。

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2007/02/05

二度目の…。

バレンタインデーに向けての特設会場ですが、在るんですねぇ。
同じ「チャーリーとチョコレート工場」のファンである、わが子のお友達から教えていただいて、所用ついでに買ってきました。

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味や重さが異なるような気がして、一昨年にお土産として頂いたものと写真を並べてみたくなるものでして、左が2005年9月の、右が今回入手したもの。どちらも裏側に MADE IN AUSTRALIA とある。
だいたい一年以上も前にみた味なんて実際に覚えているのかいい加減なものでしょうが、今食べてみるとなんだかふつうの「メルティキャラメルがはさまっているミルクチョコレート」みたいな感じ。重さはどちらも190gだし。

ま、それでも私にとって美味しいことには変わりはないのだけれど。
またいつか味わえるといいなぁ。

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2007/02/04

浴衣作り。

なかなか進まない刺し子作業。

070204時間をさいてじっくりと取り組めないのがいけない。でも、子供がらみの行事が一つずつ無事に収まってきているので この作業にもそろそろ本腰を入れたいところ。

がんばれ、私。
先は長いけれど。

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2007/02/03

廬山寺・鬼の御加持。

霜の降りた静かな朝には防寒態勢に余念がなかったが お昼ごろには暖かい陽射しが心地よいほどになり、廬山寺まで子供に「鬼の御加持」を拝受すべく参じた。

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何もそこまで…という気はしないでもなかったが、午後2時からの催しには早すぎる1時間以上も前に着いてしまい 所在無いままその場に立つことにした。
御苑の中を南西から北東を歩いたわが子は早くも座りたがったが、「御加持を受けるためのこれも修業なんだ。」などと自分でも呆れるようなことを言いきかせ、ひたすら時が来るのを待った。

境内がかなり込み合って来た頃、時間を守って鬼が出てきた。かなりの強面である。上の子と参じてから10年ほど経つが 当時の記憶に比べるとかなり貫禄のあるお顔である。
両側に立ってくださるお坊さまの読経の中、自分の身体の健康上での弱い部分を鬼に告げ、わが子は御加持を受けることができた。
ほどほどに元気な私は、御加持を受けるのを今回も先送りにした。

さすがに10年前とは異なり、御加持のあとはインド舞踊家による宗教的にも濃い意味合いの踊りが披露されたが、人垣の間から拝見するには疲れすぎた私たち親子は 鬼の出番まで待てずに来た道を戻ることにした。

0702034持ち帰ったこれは「蓬莱豆」である。
しおりによると 『この蓬莱豆は紅白二粒食べると福寿が六年延び、紅白いずれか一粒食べると福寿が三年延びるといわれています。』
以前も頂きながら 今回も頂く。
もちろん両親にこそ そのご利益を望むものである。

さて、いわしと巻き寿司の夕飯である。今年の恵方は北北西であるらしい。
まるかぶりは なんといってもちょっとお行儀が悪く 食べ難くもあるので、うちはうち流にいただくことにしている。

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2007/02/02

さすがに寒い。

節分を前に 雪模様で明けた今日。これまでが暖かかったこともあり、寒さが堪える。エアコンの温度を上げたりするものの効果はなく、おもむろにフィルターなどを手入れするも変わらない。
インフルエンザに罹患したウワサもここ周辺にはなく喜んでいたが、さてこの寒さは続くのだろうか。

明日は土曜日ということもあり、久しぶりに子供と節分祭にでかけようかと計画中であるが、あまりに寒ければ断念してしまうかも…。

庭の小さな梅の花も凍えて見える。

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2007/02/01

庭の春。

今年は福寿草の芽が例年より早くお目見えした。ここのところ暖かい陽射しに春を思うほどであったが、ついに梅のつぼみまでが開き始めた。また、本当に久しぶりにお目にかかれたのがこのすずめのお父さん(?)。この離れの定位置から可愛らしくも大きな声で しかも長くさえずる。この声に従っているような小ぶりのすずめたちにもそのうちにまた会えるのかな。

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でもまだまだ油断はできない。2月を迎えたばかりである。

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