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2007/01/23

古物の着物・白生地屋にできること。

一枚のお着物を長く、愛着をもって着続けていただきたいという思いで、譲り受けたお着物を着継がれる際、この白生地屋がさせていただけることとして代表的なお仕事が 「洗い」 と 「染め替え」 である。

「洗い」についてもお着物によって 用いる技法が異なるものの、着物をきれいにするという目的は果たすことができる。

が、「染め替え」については特に後付けの柄物には 柄をそのまま残すことが難しく、現実的にはできないと考えておかなくてはならない。
胡粉で地紋おこしのローズ系のお着物は 色抜きの際 胡粉落としもさせていただいて落ち着いた茶系色の色無地に生まれ変わった。胡粉落としをしなければ、柄の部分がムラになることが考えられる。
一つ紋の色無地には 紋を糊伏せして 地色を替える。濃い色にするなら ひと色のせるだけで済む場合もあるが、もし 紋が泣く(色がにじむこと)と紋直しをする。
小さな柄などであれば その柄を糊伏せしてからの仕事となるが、刺繍やその柄に施された加工によっては伏せることができないものもある。

お着物全体に柄の置かれているような染め小紋も染め替えはできない。

それでもやはりひと昔前に そのお着物にかけられた仕事は 今となってはとても貴重なものだと思うので、せいぜい着継がれて欲しいものである。
そのお手伝いはできる限りさせていただきたいと考えている。

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