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2006/08/08

参考書としての『上品會写影』。

今でも上品(じょうぼん)会というものが 某百貨店や大手呉服店では執り行われているらしい。
が、かつては毎年のように呉服の老舗が秀逸な作品を出展し、その作品集をまとめた冊子、「上品會写影」が発刊されていたらしいが、現在ではどうなのだろう。

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この中の一冊を手に取り、表紙をめくれば「上品會の由来」に続き 「上品會素旨  龍村平蔵述(昭和二十八年)」、高○屋による「第*回 上品会について」と題した「上品會写影」編集の挨拶のあとに 写真集が組まれている。

振袖に始まり訪問着、留袖の裾模様、紬、帯地と続く各頁には 薄い和紙にお品物の名前と制作にまつわる短文が添えられている。写真の裏はもちろん白紙である。

裏表紙には「装幀裂 歌集唐草について  龍村平蔵」と題した一文が付加され、この冊子の製作が龍村美術織物であることが表記されている。

毎年色を変えられており、古くはなっているものの、並んでいる様も美しい。

かつてはこの本を見て、柄行きなどを勉強しながら 父などはお得意様のご意向に沿った振袖や留袖の悉皆を受け賜っていた。その一部をお手入れなどのご依頼の際に拝見できるのが 何より幸運だと思っている。

さて、まだまだ未熟者であるにもかかわらず、この度自分の訪問着を誂えるに当たって、自分の好きなように悉皆というものをやってみようと思う。イメージはこの『上品會写影』を参考にする。オットや父に相談しながら、そしてオットには職人方を駆け回ってもらわなくてはならない。でも、自分で作るきものは オットに作ってもらったものと同様、恐らく一生大切に着続けるだろう。

柄のテーマは決まっている。
父に相談すると、「まず 写真を撮ってきたらええなぁ。」とのこと。
手持ちの数枚は春のものなので、本当は秋がいいなぁ。
近々オットと出かけることにする♪

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