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2006/08/06

男物羽織の墨打ちぃっ!

さて、きものも袷の季節を前に 「お誂えの準備」のお仕事をしている。
習うより慣れろ、とはよく言ったもので、
それなりに場数を踏んだ女物着尺の墨打ちは 
簡単な柄合わせやキズを持つ反物でも
気付けば裁断まで一人でできるようになっていた。

だからこの秋冬用のお仕事も任せていただいて大丈夫!
なんてタカをくくっていたのが大間違いで、
なんと女物道行コートの仕立直しと 
男物羽織のお誂えが数件、たて続けに入ってきた。

「したことないし。」
なんて言ってはおれず、母にすがってまたまた一から教わることに。

そもそも、どうして白生地屋が墨打ち仕事をする必要があるのか、
というと、ご依頼を受け賜ったお客様と職人方 双方に対して
お品物を通して より満足していただけるように、
また より良い仕事をしていただけるように
私たちが手を入れることは大切なことなのである。

安価だけれどキズを持つ反物は
キズを裁ち目にしたり 縫いこみなど隠れる部分に裁ちあわせるだけで
A反と同じお値打ちのきものに仕上がる。
職人方にも キズを意識した仕事より、
キズを気にせずにする方が より専念して掛かってもらえる。

それが分かっているのだけれど、
ややこしい…。
特に女物のコートは衿によって裁ち方も違うだろうし、
ただただ 奥が深い…。

「習うより慣れろ」
どうぞ男物羽織の御用をお申し付けくださいませ。

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