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2006/06/16

墨打ち。

今日は 染め上がってきたお誂えきものを お仕立てに出すための墨打ちをした。
三丈八掛付きの染め上がりのお品物に あらかじめお客様よりお伺いしていた寸法どおりに墨打ちをする。
飛び柄を持つ紋意匠なので 柄合わせを背縫いと上前裾(身頃と衽)の両方で行う。

とにかく身頃2つと袖2つ、あとは衿オクミをとるだけなので 慣れればムツカシイ仕事ではない。
私たちの店では お品物をお仕立て方に回す前に 裁断まですることにしている。
柄合わせを違わせないためである。

裁断を誤れば取り返しの付かないことになるので、墨打ち仕事に慣れはしても やはり裁断前の寸法合わせは念入りにする。

信じられないことに、母に確認をお願いしていた頃には二日がかりだったこの仕事も、今では数時間でできるようになっている。その頃は墨打ち仕事が私担当の最重要な仕事だと感じていた。

しかし一日を振り返ってみれば、例えば今日。朝は悉皆物御用、昼休みを挟んでその前後で墨打ち裁断、その後仕上がり品の梱包・発送手続きと、なんてバラエティに富むこと。
(あ、そうそう、今日は故障した電話を新しくしたので オットの留守中にその交換もした。)
結局自営業というものが そういうカタチなんだとやっと分かってきたような気がする。
要するに、墨打ちだけでは済まされない、何でもやらなければならないのである。

先には まだ染めに出している七五三用の着物の墨打ち御用もある。これは総絵羽にして一度お客様にお渡しする予定であるが、私の仕事としては絵羽仕立ても着物仕立ても同じである。
墨打ち仕事を通して着物に親しんでいるようにも感じている。

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