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2005/07/25

名古屋テレビ。

染織家の鳥羽美花さん。私が実際にお目にかかるのは初めてであった。
今日の午後に連絡があり、夕方に名古屋テレビの人と連れ立ってご来店いただいた。

050725-1マイクを持ってくださっていた方が被ってしまったが、広くないこの場所でも番組の一コマを撮っていただけたことが驚きである。
手前の色白美人が鳥羽美花さんである。

鳥羽さんは京都でお勉強されていた学生時代よりご愛顧いただいており、現在は著名な染織家でいらっしゃる。「良い作品は良い生地を手にしてこそ丁寧な仕事ができます。」と歌うような声でお話されていた。
父の話などもあわせて聞いていると、良い生地というのは染め仕事に失敗の無い仕上がりの良いということに尽きるようである。染めむらや、発色などでモンダイの出る生地では作家さんの手を煩わせるばかりか、作品として成り立たず、あらゆる無駄を生み出してしまう。

広巾の白生地を商品として店での取り扱いをみれば、小巾と比べてもとても手のかかる物である。
広巾と一口に言ってもその種類もサイズも多く、切売りをさせていただいているので管理がフクザツで在庫管理は全てものさしと鋏を道具に人の手でないと行えない。そんな手仕事の中にも 鳥羽さんのような作家さんたちにご愛顧いただける理由があるのかもしれない。

050725-2とにかく、今回の様子が実際の番組にはどれほど起用されるか分からないが、9月半ば過ぎに名古屋方面で放映予定であるらしい。また、秋ごろにこの記事に追記できれば嬉しい。
鳥羽美花さん、名古屋テレビさん、色んな経験ができました。ありがとうございました。

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2005/07/24

夏休み。

平日は家事仕事で手一杯なもので、夏休みに子供たちもなるべく家で過ごせないように予定を組んだ。
そして夏休みの蓋を開けるやいなや、キャンプやアクティビティなどの準備に追われている。
子供達の日程を書き出し、送迎時間をチェックし、キャンプやら研修やら予定がびっしりで、その合間に下の子の宿題のチェック。
日中子供達に家でだらだらされるのを避けるあまり、この夏の計画は私自身の墓穴を掘ったようである。

気付くのが遅すぎる自分…。

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2005/07/22

「アングレーム」。

先日、お誘いを受けて学区の納涼会に参加した。
教育関係者も参列する中、京都精華大学 学長の中尾ハジメ先生のご挨拶もあり、昨年伺った「京都国際マンガミュージアム」に関連して あるキーワードを得たのでその後ネットで検索をかけてみた。
フランス国内の小さな都市、「アングレーム」の名である。

どうやらフランスでは一昔前にマンガも芸術として認められ始め、毎年一月に「アングレーム国際漫画(BD:Band Dessinee)フェスティバル」が開催されているという。漫画芸術においてかなり権威のある賞であるらしく、日本人としてあの「PLUTO」の浦沢直樹氏(オット購入ながら私は未読)と谷口ジロー氏が近年受賞の栄冠に輝いておられたとのこと。欧米で認められた漫画芸術家が日本に二人も居られるというのである。

そこで京都にマンガミュージアム!という話である。
来春着工…とか。

とにかく がんばれ京都。

そして浦沢直樹氏の「二十世紀少年」。
20巻近くあるというそのマンガを是非読んでみたい。

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2005/07/19

刺繍教室からのお仕事。

御愛顧いただいて5年以上にもなるという、ある刺繍教室。近頃の受け賜り仕事はもっぱら 刺繍のきもの。
実物をお見せできないのが残念だけれども、お弟子さんたちの作品にはいつも感動を覚えてしまう。

ちりめん三越の四丈物を お好みの地色に染めることから始まり、それぞれご本人の寸法に合わせて絵羽に仕立てる。このとき、近頃は母に代わって私が墨打ちをさせていただく。
絵羽の状態で一度教室まで送り、それぞれに刺繍の下絵をつけていかれる。
直径二寸五分ほどの、おそらくお好みの花紋を基本として、各自アレンジした刺繍をきもの全体に配されている。
上前見頃と衽に始まって、衿や肩・付け下げ様の柄付けをされている。衽八掛(裏面)にも柄があり、袖は振り違いの柄付けである。ご自身のお名前を落款状に刺繍されているものもある。
それが数ヶ月から半年かけて 再びお仕立てのために私の手元に届けられる。

そして今、そのお品物が三点ここにある。
刺繍の段階で絵羽は解かれているので、ゆのしにかけるために端縫いをさせていただく。
皆さんがこのきものに袖を通して歩かれる様子を思い浮かべるだけで嬉しくなってしまう。
すごいなぁ。

急いで端縫いますので、お仕立て上がりまで 少しお待ちください。この夏中にはお手元に届きますよ。

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2005/07/18

それなりに。

今年の宵山の一日を振り返れば 子供のお客様たちのおかげで、それなりに楽しく過ごせた。

日中は上の子のお友達が暑い中を鉾巡りするというので、うちの家を休憩所として出入りしながら満喫できた様子。思春期の女の子たちの話しに加わるのも結構楽しいもの。浴衣姿も可愛くて、記念に後ろ姿を載せてみた。

三連休を利用して、兄の子供達が京都にやってきたので人ごみ覚悟で夜の宵山に繰り出した。
函谷鉾に上がらせてもらって人ごみを縫って夜店を楽しんだ。

巡行も心配していたお天気にも恵まれて、なかなか良い日々だったけれど、自分のことが随分後回しな感じ。
今年後半もそんな過ごし方をするような気がするが、まぁ それもそれなりに悪いものでもないのかも知れない。

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2005/07/17

写経…その後。

はい、地蔵盆(八月)用のお地蔵様の前掛け四枚、完成です。
この連休明けから、仕事だけでなく子供達の夏休みに伴って忙しくなりそうなので、今日中に完成して本当に良かったです。

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2005/07/16

ウィンドウを飾ろうプロジェクト。-壱-

今、秋口に 店のウィンドウに飾りたいお品物の悉皆仕事を進めている。

そもそも手持ちのものでは色が合わなくなってきた帯揚げを新調したとき、自分の好みの柄、好みの色で きものとコーディネートできたことがとても嬉しかったものである。
お店でも様々な色の帯揚げや長襦袢をお染させていただくうちに、40歳を少し過ぎた今 一番着たいきものに合うコーディネートで自分も楽しみたいと思うのは 当然の流れだろう。

050716今回の帯揚げはちりめんの普通品と今店で旬の麻の葉柄の綸子の襦袢地。それぞれの生地代、染め加工代や仕上げ代を先に支払って自分で渋札をつけて悉皆先にまわした。 

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2005/07/14

京都・7月14日。

今夜から京都の碁盤の目は歩行者天国が始まった。
初日パトロールも兼ねて烏丸通りより西方を家族で祇園祭の山鉾めぐりを楽しんできた。

050714-1人出が予測されるのか、新町通りと室町通りが並んで北向きの一方通行になっていたので烏丸通りを四条まで下がって、室町・新町を断片的に散策した。四条通に出ると涼しげなお囃子が祇園祭の夜を演出してくれる。

050714-2今日は雨も上がってお天気に恵まれた上に、なんといっても人出もそこそこなので菊水鉾のちまきを手に、鉾に上がらせていただいた。鉾の後ろ側、「見送り」と「天引き」が間近で拝見できた。梯子の幅の狭さと勾配のきつさに緊張して降りた。鉾に上がってみるのも趣があって良いものである。

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これは新町三条角のケーキ屋さん、トゥレ・ドゥー前で拝見した飴細工。本当はこの横の夜店のからあげと生春巻きが美味しそうで、お買い物のときに気付いた。鋏なんか使わず手だけで造られたこのバラの花…。「美女と野獣の一本のバラの花みたい」です。マジで。

散策の折には是非ご覧になってください。

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2005/07/13

播州地卵。

友達からの頂き物、播州地卵


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懐かしいおがくずに入った赤玉を取り出すのを楽しむ子供。そして割った生卵の黄味がお箸で掴めたり、大喜び。
味は濃厚な感じで大満足の逸品。

どうもありがと。ごちそうさま、けんちゃん。

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2005/07/12

写経。

今年も地蔵盆(八月)に向けてお地蔵様にお供えさせていただく前掛けを作り始めた。
今年は四枚。
手頃な富士絹の端切れと、ついでのときに染めておいたという前掛けの飾りと紐用の生地を母が出してきてくれた。見本もあるし、昨年の要領はおおかた覚えているのでついつい気が大きくなって、般若心経の写経までさせていただくことにした。

050712午前中部屋にこもってお手本を透かして筆で生地に写経した。集中し過ぎて最後の一枚の筆を置くときには疲れた目が涙でうるんでしまった>感動したのではない。
…その後今日一日、左目がちょっとぴくぴくする感じが続いたので、早い目に休みたいと思う。

目の前の仕事をとにかくやっつけるというこのやり方はいけないのだけれども、明日からは早速ミシンに取り掛かってしまうと思う。

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2005/07/11

お客様と祇園祭。

京都を流れる空気からはなかなか雨気が抜けずにいる。今朝から断続的に降り続いた雨も夕方頃には一度止んだようで、急いで下の方まで所用で出かけた。帰途に四条通りの新町を東に向けば曇天を貫くような鉾頭をつけた真木が建ち並ぶ様子を目にした。まるで巡行の始まりを告げているようで、心に緊張が走った。
昨日より始まった鉾建て作業の様子が実に間近で見ることができ、これはとうていカメラには収まりきれないと 撮影はすんなり諦めた。

店の前は二条通りである。御池通りより上二本目の東向き一方通行のこの道は、御池以南の碁盤の目が通行禁止になるこの時期からかなり渋滞し始める。そんなことでもお祭りを直に感じるのである。

今年は清野恵里子さんや 雑誌ミセスに掲載された影響からか、遠方より多くのお客様にご来店いただいている。そしてそれはこの七月に入ってからもちらほらお見えになるのがありがたいことでございます。16日(土)の商いを確認してくださるお電話もあり、祇園祭のついでにお立ち寄りいただけるのかしら、と喜んでいる。

どうぞ末永くご愛顧いただきますよう、お願い申し上げます。

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2005/07/10

ひっそりと。

今日は八坂神社では神輿洗(7月10日、28日)、お迎提灯(7月10日)が一日かけて執り行われたことでしょう。四条通りでは鉾建ても始まり、にぎわっていたのではないでしょうか。

こちら御池通り周辺では却ってひっそりと、少し不気味とすら感じる静けさがありました。

蒸す割りには気温が上がらず、洗濯物の乾きが悪い。
今週いっぱいお天気も大きくくずれることのないよう、願いたい。

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2005/07/07

お魚をさばく(7/6)。

実は昨日だった鮮魚ボックス。写真を見ればアナタも悲鳴を上げるかも知れない。
いつもの通り明細表を見た時点では楽勝(何が?)だった。ケンイカ 二はい・イトヨリ 一尾・丸アジ 二尾・平子イワシ … 目分量?!
昼に配達されてからまぁ、ざっと小一時間で下処理だけして、調理は午後の仕事の後でできるだろうと読んだ。

そして蓋を開けた。

050706今夜はイカの造りと焼いた丸アジに大根おろしとカボス果汁をかけて、そしてなんと今夜は「はもの落とし」を頼んであるのだ!完璧!!と、そこで平子イワシが何なのか、やっと分かった。なんてちぃさいイワシなんだろう…。

確かに小一時間で平子イワシ以外の下処理を終えた。が、小さいイワシを手開きをすることを思いついたのがいけなかった。写真では上のイワシに隠れて確認できないちぃさいのが20尾ほども入っており、煮ても蒲焼にしても食べやすいように中骨まで取ると、小さくて薄い身が更にやせてしまい、大失敗である。しかし後には引けず、時間は経つし平子イワシは最後まで処理しきってどぅっと疲れた。

目分量で詰め合わせられる小物は、もう、御免こうむりたい。

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2005/07/06

店のウィンドウ。

生地へのお問い合わせを頂くと、ご来店いただけない遠方の方には画像でご紹介させていただくことになる。
メールに添付するのもhtml形式にするのもあまり良いとは思えないので、独立したウェブサイトにてご覧いただくように考えている。扱いが白生地なので色に関してはモンダイは少ないのだが、生地をお考えの皆様にお役に立てているのかどうか、暫くこれでやっていこうと思う。

秋が近づいた頃、店のウィンドウに飾るお品物を少し変えてみようと思い、その準備に取り掛かろうとしている。
この秋、京都・二条通りをご散策の折には、また見ていただければ幸いである。

京都は街のいたるところで祇園祭にちなんだ物を目にする。
今日は17日の予約注文を兼ねて寺町二条の大松に鱧のおとしでもお願いしよう。

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2005/07/03

力布(ちからぬの)。

染色家の方の創作活動に向けて帯地を納めさせていただく。
九寸巾の塩瀬などは「蔦」が良品質であるが、通常一疋で帯が二本取れる。また、九寸巾の絽塩瀬では一疋で四本取れるので、それぞれ寸法をみて裁断をする。

050703そして今回は少しまとまった数のご注文であり、大きさを整えた力布をお預かりした。一本の帯の両端にそれぞれ一枚の力布を縫い付けさせていただいた。綿の糸で地の目になるべくまっすぐに。日頃より白生地の扱いには慣れているとはいえ、塩瀬などは折れを出してしまうとと困るので縫い作業には気をつけた。

白生地屋。色んな仕事があるものである。

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2005/07/02

「うちのお宝展」。

6月26日から7月3日まで 京都芸術センターにて開催されている「うちのお宝展」を拝観した。

050702-1静かな祇園囃子の流れる中、竹内照代さんの絵画で綴られた祇園祭の横顔の数々…。味わいがあり、新たな発見があり、7月の声と共に始まる祇園祭にまつわることなどを思い浮かべながらまわった。今日はもう、くじ取り式なんですね…。

南観音山保存会の催し物の紹介

祇園祭ひと展
 祇園祭の行事と祭を支える人々の心意気を絵と言葉で
描きとめた作品を一堂に展示します。
■日時:6月25日(土)~7月3日(月)
  10時~20時(最終日のみ18時まで)

■会場:講堂
■主催:竹内照代
■共催:(財)南観音山保存会
■協賛:(財)祇園祭山鉾連合会
■問合せ先:042-592-7021(竹内)

 百足屋町史発刊記念 「うちのお宝」展
祇園祭の山鉾・南観音山の懸飾品を一同に展示。
□日時=6月26日(日)~7月3日(日)
      10時~20時(最終日のみ18時まで)
□会場=大広間
□主催=百足屋町町内会 (財)南観音山保存会
□問合せ=075-221-5829(北川)

◆今年の巡行順◆
【さきの巡行】(1)長刀鉾(2)蟷螂(とうろう)山(3)孟宗(もうそう)山(4)山伏山(5)函谷(かんこ)鉾(6)占出(うらで)山(7)綾傘鉾(8)伯牙山(9)鶏鉾(10)保昌(ほしょう)山(11)木賊(とくさ)山(12)油天神山(13)菊水鉾(14)郭巨(かっきょ)山(15)四条傘鉾(16)霰天神(あられてんじん)山(17)月鉾(18)白楽天山(19)芦刈山(20)太子山(21)放下(ほうか)鉾(22)岩戸山(23)船鉾

【あとの巡行】(24)北観音山(25)橋弁慶山(26)浄妙山(27)鈴鹿山(28)八幡山(29)鯉山(30)役行者(えんのぎょうじゃ)山(31)黒主山(32)南観音山

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2005/07/01

塩瀬の帯地・白生地。

京都という場所はやはり文化の発信地であると同時に 芸術の発信地であることも再認識することがある。
高齢になられながらも各分野で独自の工芸技術を駆使して未だに精力的に創作活動をなさる作家の方々。
今日はその中でご愛顧いただいている染色作家の方からのご注文のお品物をお納めする準備を始めた。

050701塩瀬の帯地・絽の帯地・生紬夏用帯地・絹科布帯地など、その数二十数本である。
五泉産の良品質な蔦という名の塩瀬 九寸巾のお品物である。こちら一反で、一丈三尺の帯が二本取れる。総丈に対して真ん中の位置に鋏を入れる。
手前の 横向きに置かれた絽の帯地も塩瀬である。こちらは一反で帯が四本取れる。塩瀬は折れの出やすい生地質であるので、こうして一反を幾つかに切り分ける作業には注意を要する。裁ち作業は 地の目がしっかりしているので鋏を動かすだけでまっすぐに進めることができる。

裁っては巻棒に巻き取るという作業を繰り返した。

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