« 長襦袢。 | トップページ | 京都市染織試験場発 『きものビデオシリーズ』 »

2005/05/10

墨打ち待ちの反物。

「墨打ち」とは着尺の生地に寸法どおりの糸印を付ける作業である。
毎日店の仕事をして、悉皆にまわっているお品物をある程度は把握しているつもりでいたが、とんだ勘違いであった。

少し時間を経た絹の反物は黄味を帯びてくるのだが、再練(さいねり)をかけることで白生地に戻すことができる。さて、その再練には実に一週間ほどの時間を要する。
連休をはさんだ今日、なんと三反もの着尺が積み上げられていた。
巻き物を少し解くだけで、浜三越ちりめん四丈は刺繍されるための仮絵羽仕立て、露芝柄の地紋が絵羽になった付け下げ(三丈)二反はご姉妹でお誂え(紋付)にご来店くださったものだと思い出すことはできるのだが、一度に手元に来ると とても気ぜわしい。更に個人で染めをされる方から仮絵羽仕立てのご依頼を受けて送られてきた振袖用が一反手元に届いたところである。

人によって寸法が違うため、墨打ち仕事は生地を裁断するよりも緊張してしまうのである。
暫くは緊張の日々を過ごすことになりそうである。

母が居てくれるので何より心強いのだけれど、少しでも早く この甘えた気持ちから卒業しなければならない…。

|

« 長襦袢。 | トップページ | 京都市染織試験場発 『きものビデオシリーズ』 »

「お仕事なこと。」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/10547/4074397

この記事へのトラックバック一覧です: 墨打ち待ちの反物。:

« 長襦袢。 | トップページ | 京都市染織試験場発 『きものビデオシリーズ』 »