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2005/03/31

拝啓、ドリウイ様…

『どうぞ 黄門様の印籠のように(けっしてお呼びでない)お詫びのメッセージを出してきて イキナリ人の作業を中断させるのはやめて下さいぃっ。』

気をつけてますから、わたしも…。

でも、もうすぐ仕上がりデス♪

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2005/03/26

不思議と楽しいゲーム。

塩見政春氏のメルマガ、プレゼンに勝つ「SITE DESIGN」より。
森に迷った三人を、村まで帰すゲーム

ちょっとした息抜きにいいかも…。

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2005/03/25

男物白山紬のきもの -壱-

今日から男物のきものを誂えはじめる。
寸法を見るためにお預かりしたきものから、仕立上がり寸法を測りとる。衿巾を含まない背中心にそって尺差しをあてて着丈を測ると三尺五寸七分。短いのは袴を着けられるためであろうか。
ほか、袖丈・袖巾・袖口・袖付・人形・前巾・後巾・褄・衽巾・衿下・肩巾・衽下がり そして後ろ揚げ位置を測ってお名前と共にノートに書き残しておく。

050325-1 このお品物はやや広いめの 男物には一般的な尺一巾。総丈、三丈七尺ほどの白山紬(515g:精練後の重さ)である。三つ紋を入れ、渋い紺系に染めたいとのこと。

今日は墨打ちを済ませ、紋を白く染め残すための紋糊置きの職人さんに手渡した。
紋には似て非なるものが多くあり、間違いを避けるためにはいちばん良い 実物見本を持参した。

袷の男物きものが出来上がるまでの過程を今日から追ってみようと思う。

男物白山紬のきもの -弐-

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2005/03/24

自分にエール!

そう、日は迫り来るもので、それは例えば子供の病気や仕事や家事の突然のイベントなどお構いなし。

050324-1この感覚はやっぱりあの会社に居た頃のものとおんなじ。しんどいけれど懐かしく、今は自分の仕事としてやっているから殆ど限界すれすれな感じである。
これは私のPC周り。

050324-2ちょうどひと月ほど前に新しい店のウェブサイト デザインがまとまって 具体的に手描きでイメージを起こしたところ。このころはまだ、Dreamweaver MX 2004 を持て余していたけれど、いまでは大好きなCOZY(by Tatsuro Yamashita)をBGMに、歌いながら作業を進められるまでになった。

050324-3この本もほんと、手に入れておいてよかった。Dreamweaver に慣れてきた頃に二度ほど 数時間打ち込んだページを失うという悲しいメにも遭ったけれど、そのお陰で作業効率を自分なりに上げる術が身に付いたようにも思う…。

こうしてたまには自分の成長ぶりを振り返ってみて、自分にエールを送りたい!

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2005/03/23

そして、お仕立上がり。

お手持ちのきものの丸洗いとお仕立て直しをへて、お客様の元へお届けできる手はずが整った。

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しぼの高いちりめんは、仕立て上がると反物の状態で見るよりずっと良くなる。しぼの凹凸によって染められた その色にむっくりとした深さが出るのを目の当たりにする。いつも頼りにしている仕立師の方の腕なのであろうか、こうして仕立上ったきものに無駄な負担をかけない、例えばあて紙などの細やかな配慮が 畳まれたきものに心地よい緊張感を漂わせる。そんなお品物を ひととおり拝見してからたとう紙にお包みして荷造り後 宅配便に託す。
包みを開けられたあの方に、ご満足いただけるであろうか。


そして今 もっとも楽しみな悉皆物、露芝の地紋が裾だけにある付け下げ用のお品物である。
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仮絵羽をした白生地に 染色家の方がポイント柄の位置を決めて糊を置かれた状態である。反物状態で送られてきた。

050323-4ご指示通りの色にぼかし染めをするために、再び絵羽に仕立てる。
これから この白生地もどんどん自己主張し始める。

まずはぼかし染め色の配色、その濃さについてオットが染色家の方と話しをしている。きものの誂えには 経験も何もかも豊富な父が強い相談相手となる。
そんな大胆な仕事には つい引いてしまう自分…。センスがないのである。
でも、だからこそ楽しみなのである。

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2005/03/22

つぶやき…。

最近の過ごし方。

  日中…仕事や家事など。
  夕飯前後…軽く仮眠。
  日付が変わる頃…PCに向かう。

こんな人、結構いらっしゃいそうです。

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2005/03/19

京都迎賓館 その人と形展 -調度品-

今や、小学校でも子供たちは総合学習としても伝統工芸技能に接しており、その様子を知る私たちにとっては、規模や材質に違いはあっても、案外身近な存在であるのかも知れないと感じるお品物の数々。例えばお茶席で、また祇園祭などで。

050319-1 蒔絵(まきえ)とは漆を塗った上に金銀粉や色粉などを蒔きつけるもの、螺鈿(らでん)とは薄くスライスした貝殻の真珠層部分用いた装飾技法。それらをミックスして黒漆の調度品がより引き立つ。

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有職織物や穀(こく)・羅(ら)織物が 恐らく和室のしつらえをより確かなものにするのであろう。晩餐室の舞台に用いられる「穀」、几帳(きちょう)に「羅」。いずれもたいへん細い糸による薄織物。


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京繍(きょうぬい)。

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椅子の張り地は西陣織。


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そして段通やこの綴れ織。


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最後に晩餐会などに用いられる食器類。

京都迎賓館、開館は四月十七日。

京都迎賓館 その人と形 -建具-

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2005/03/18

京都迎賓館 その人と形 展 -建具-。

京都迎賓館という華燭の場にふさわしいホンモノ見たさに、昼休みの限られた時間を利用して京都国立近代美術館まででかけた。

会場では16の展示ブースが設けられ、別室で作り手による講演や ビデオが放映されており、多くの人が詰め掛けていた。試作品であったり実物であった展示物。見てきた中から建具と調度品に分けてメモ記事として残したい。

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ふすまや壁の表装は唐長の唐紙。錺(かざり)金物のうち、これは(確か)天井の釘隠し。


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截金(きりかね)といわれる純金箔やプラチナ箔を数枚焼き合わせたものを貼り付け、文様を書き出す技法。写真は晩餐室の板戸。

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58畳の大広間の座卓に螺鈿や蒔絵の装飾は知らないが、展示されていた黒漆の座卓。

京都迎賓館 その人と形 展 -調度品-

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2005/03/16

「京都迎賓館」完成。

新聞ネタである。

上京区からここ、中京区に引っ越した四~五年ほど前から既に取り掛かられていた京都御苑内の迎賓館建設がようやく完成に至ったらしい。迎賓館の建設予定地は、御苑内東側 「母と子の森」の南に隣接するあたりに決まった。当時 小さかった子供と「トトロの道」なんて勝手に名前を付けて 歩きながら木の実や虫と親しんでいたのに 樹齢を経た大木の植え替えや、建材搬入路整備のためなのか 立ち入り制限となり、寂しい想いを味わったものだ。

しかし完成記事によると「京の粋、和の極致」の表すその造りは、綴れ織壁画に吉野杉の柱、最高級漆で仕上げたヒノキの座卓(長さ12メートルって…)、コイや小舟を浮かべた池や日本庭園。庭園からは御苑内の高い木々がビルなどをさえぎる眺めであるらしい。贅を尽くしたその大広間や池にかかる橋など 見てみたい思いにかられる。
大広間は58畳(!)の和室だという。
京都の底冷え対策が 気になるところである。

その迎賓館のほんの一部であるが、11種の伝統技能解説が、試作品などを用いて間近に見ることができるらしい。
京都国立近代美術館で、18日(金)まで無料。
「京都迎賓館 その人と形展」。

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2005/03/14

つづれふくさ。

京都あたりに限られたものなのだろうか。

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婚礼道具として「ふくさ」を実家の母が用意して持たせてくれた、八寸角(鯨尺 巾八寸  丈八寸八分)である(十五年ほど前のこと)。

結納のときにはオット側から、広蓋(黒塗りの進物台)の上に水引熨斗などの結納飾りに目録を添えてのせた上に定紋を表にした「ふくさ」が載せられていた。

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「中」の大きさ(鯨尺 巾一尺四寸  丈一尺五寸五分)であるこのふくさは、緑地に紋と名の染め抜かれた白山紬の外包み(風呂敷)に 同様のちりめんの中包み(風呂敷)の中に三つ折にして載せられていた。


さて、店ではお誂えの風呂敷を扱うので、婚礼準備として広蓋・各種風呂敷・そして「つづれふくさ」も取り扱っている。織元は御室にあったが、今は滋賀県の方でも同じ名前で続けていらっしゃる。

現在、「つづれふくさ」は機械織と手織りの二種が一般的である。

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こちらは「本綴式ふくさ」(機械織)柄見本写真である。古ぼけているものの、お客様に提示するもので現役で活用している。

以下は「爪織つづれ」(手織り本綴れ)の40種もある柄見本の中の一部である。
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手織りである「爪織つづれ」のふくさには、緯糸を模様ごと、または色が変わるごとに折り返して織るため、自由な図柄に対して色数や模様に忠実な表現ができるという。また、見た目の特徴として、異なった色と色の境目(糸の折り返し点)には経糸にそってハツリ孔と呼ばれる空間ができることと、無地の部分を除いて布幅に通った横糸がないということもあげられる。そして何より、表裏の柄が全く同じになるのである。左右対称の定紋の場合、年を経ても裏返して使い続けることができるという。

店のウェブページのリニューアル作業で得た内容であるが、とても素晴らしいお品物である。

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2005/03/11

『糊こぼし』。

奈良は東大寺二月堂のお水取り。
この行事が終わると春が来るといわれている。

今日、そのお水取りに因んだお菓子をいただいた。

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萬々堂通則の『糊こぼし』である。

この東大寺二月堂のお水取りの間中須弥壇の四隅を飾る椿の造花、花芯は白肌の太郎坊の木を使われ、三五〇の造花は椿の枝につけられ 灯明に映え めでたい早春の花です。それを形どったこの時期だけ作る鮮やかな姿の生菓子(しおりより抜粋)

また、その造花を作る際に糊をこぼしてしみをつけたものに因んだ、「糊こぼし椿」という木が 東大寺の開山堂(国宝)に在るというが、お菓子には糊こぼしの跡はなく、なんとも色鮮やかで愛らしい姿であろうか。

春を呼ぶお菓子。
お抹茶を点てて おいしくよばれた。

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2005/03/10

明日から「京都・花灯路 2005」。

昨年は高台寺と石塀小道を散策して、暗い中にほのかに浮かぶ灯りに 思いのほか心が満たされて楽しかったことを思い出す…。

春一番もここらを駆け巡り、十四日には奈良のお水取りが終わって京都にも春が来る。
昨年行きそびれた産寧坂の有喜屋にも寄ってみたいし、今年も行ってみようかな、京都・花灯路 2005

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2005/03/08

お誂えの縫い紋。

さて、お仕立て直しをするきもの、鬼しぼちりめんの縫い紋があがってきた。

050308-1洒落着として、当初より みどりいろの葉のモチーフを 縫い紋で一つ紋をご希望であった。お預かりしていた麻布に施した 見本の葉の刺繍に近い図案を 紋帳の中からオットがいくつか選び、家族で吟味して絞った数個の紋をコピーしたものから ご本人に決めていただいた。背中心で身頃が縫い合わされるので 背紋はこのように生地の端(耳)より縫い代分をまたいだカタチで付けられる。写真左、縦方向の裁ち目は肩開きである。洒落着の縫い紋である。大きさは 鯨尺にて八分(通常五分五厘)と、やや大ぶりとした。

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さて、これが紋型である。白いのは「ごふん(白墨の粉)」、紋を刺繍するときの下絵に用いたあとである。

このきものは今日の夕方、洗い直した八掛と 新しい裏絹をひとまとめにし、仕立上がり寸法を書き出して 父が仕立屋さんに持って行ってくれた。

いよいよお仕立である。
今月末にはお客様のお手元に届く。

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2005/03/05

またまた「ミルダン立体昆虫」!

以前に楽しんだ昆虫作り。
その後もいろいろと組み立てては彩色などして子供たちと遊んでいた。

050305嬉しいことに、その時アクセスしただんぼーるパパのHPで応募したキャンペーンに当選したらしい。賞品の「ミルダン立体昆虫シリーズ 8体セット」が今日、手元に届いた。あの時逃したチョウも入っている!

このシリーズは、組み立てるのはとてもカンタンなので そこから如何に手を加えてオリジナリティを出すかがポイントである。カラフルにしてもいいし、メカニックにしてもいい。
実在する昆虫たちも 知っているだけでも環境に適応して様々な形態をしているではないか。

しばらくはまりそうである。

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2005/03/04

お魚のさばき方(3/4)。

今回は丸アジ3尾・赤カレイ1枚、そして丸鱈1尾である。

050304-1鱈といえば真鱈かすけそう鱈が一般的だが これは青森でとれた寒鱈である。さばき方を参考に、胃と肝と肉付きのよい下あご、そして尾のあたりの身を 酒かすの汁物としていただいた。さばいて驚いたことがひとつ、鱈とは満腹を表す「たらふく」の語源である通り、ホント、丈夫そうな大きな胃の持ち主である。大きな口と細かいけれど上下に生え揃った鋭い歯のお陰で 結構グルメな海の生活を味わっているのではないだろうか。胃壁にぬめりとひだをもち、消化袋までついている胃の構造からも 獰猛さと大食ぶりを感じた。

050304-2丸鱈を三枚におろした身と汁ものに入れたアラである。ヒレが大きくしまりのないからだでありながら、中骨が太く、下顎も張っているので深いところで生息しているのであろうか。とにかく想像力をふくらませてくれる丸鱈の料理であった。

今回のお値段¥1,975也。

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2005/03/01

塩沢紬の「はやし織」と「やまだ織」。

「冬物に大島紬はあまり好ましくないかも…」と母。

昨日ふと見かけた冬物のきもの生地を「これは白大島ですね。」と言ったことを受けてか、母がつぶやいたことばである。調べるうちに、これが「白大島」ではないことを感じて今日、両親に確認してみた。これは通称越後紬という、かつて塩沢紬の織元で「はやし織」と「やまだ織」があり、その前者によるお品物であろうということである。はやし織物の、草木染の糸で手織りによる紬であるという。絣柄にもいろいろな表現ができるものである。「身にまとうと そぅた感じが良ぅてなぁ、そこらの品物とはぜんぜん違う。」とは父の談。

050301sss-2そこで母の箪笥から出されてきたのがこのハギレである。「やまだ織本場塩沢絣」とあり、すでに母のお召し物のひとつとなっている。
この件で、改めて紬ものの奥の深さを感じることとなった。むかしの良いものというのが確かに存在し、その良さを知らない私は、こうしてひとつひとつを手にとって教わっていきたい。手に触れると凹凸感があり、とても軽いのである。


◆この記事は前日分の記事削除に伴って内容変更いたしました。
平成17年5月13日

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