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2005/01/13

続「きものを仕立て直す」仕事の流れ。

前回のお品物に続き、「鬼シボちりめん」のきものの仕立て直し仕事に取り掛かった。

この袷のきものは 下前オクミの落款と、*伸子(しんし)の跡から見ると 作家さんによる引き染めの手仕事によるお品物なのであろうか。近似的な色としては梅幸茶(ばいこうちゃ)であろうか。八掛はその共薄色(ともうすいろ)での取り合わせである。(撮影条件、特に腕前が悪いので、三枚目の画像が最も近い色に思える。)

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解き端縫いをする前に見たところ 衿先の飾りや オクミ下がりに一部見える緻密な飾り躾が多くの部位に施されており、袖付け部分の補強など、いろいろと凝った縫製であった。

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解き端縫いを終え、左より きものの表地・八掛地・胴裏 と分かれたものである。

このお品物は 明日洗いに出すが、朱印が流れないように落款には糊伏せをする。
また、先様のご意向で、背中に入れる一つ紋として やや大ぶりの刺繍による洒落紋を 地色(じいろ)に同系色で入れる。

このお品物の仕上がりも とても楽しみだが 恐らくお見せできない。


*伸子(しんし):
洗ったり染めたりした布の仕上げの際、布巾を一定に広げるための用具。竹ひごの両端にしんちゅうの針を埋めたもので、この針を布の耳に刺して布を張る。布巾に応じた長さの針を、また生地の種類によって 絹張り・紬張り・太口・細口など 竹ひごの太さを、それぞれ適したものを選んで用いる。
(文化出版局編 最新きもの用語辞典より抜粋)

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